2013-08-22
二人だけの誕生日
あと少し、時計が12時を過ぎると先生と私の誕生日になります。
先生と出会ってから、誕生日当日にお祝いごとをしたことはなかった。
それでよかった。ううん、ずっとそれがよかった。
何年経っても変わることのない記念日の過ごし方が、先生にとって何より素敵な誕生日祝いだから…。
そう思って疑ったことは一度もない。
先生が楽しい日を過ごしていると思うと、誕生日の楽しみもできた。
一年前、「今年の誕生日はどうしましょうか?」と小さな声で尋ねてみた。
「今年は今までと同じでいい…」
先生は遠い目をしてそう答えた。
去年の誕生日、私は遠い空の下で、先生の切なさに触れて過ごした。
先生の過ごした結婚生活(25年)を想像してみる。
記念日だからこその思い出がある。
それは幸せな日常の何倍も印象深く記憶され、セピア色した思い出を一つ一つ紐解くたび、懐かしさと愛しさに乾いた胸が押しつぶされそうになる。
愛する人の居ない日常をダイニングテーブルの定位置から見渡せば、オープンキッチンの窓枠にしっくりと納まっていた妻の姿がない寂しさを一層深めているのではないか?
そう思うと…、すぐにでも飛んでいきたい衝動に駆られながら、でも…先生は一人ではないと、何度も心に言い聞かす。
沢山の思い出が詰まった歳月を一人思い出せば、愛された記憶が鮮明に蘇る。
会社に勤めるようになり、一人の女性と出会った。
その後、縁あって運命を共にすることになり、子供が生まれ…、そして家族が増えるたび、食卓のテープルは広くなった。
12ヶ月のうち五回、家族と共に誕生日を迎えれられる幸せを何十年も味わってきた先生にとって、突然、二人きりの誕生日会ではあまりに寂しすぎるように思えた。
無償の愛が、どのようなものなのか私は知らない。
子を思う親の心を無償の愛だという人がいるかもしれない。
私の先生に対する愛は無償ではない。
もちろん有償でもない。
私は先生の笑った顔が大好きだから、いつまでも笑っていて欲しいと思うのです。
その為なら…、無償、有償などどちらでもいいのです。
愛に仕切りなんていらないし、それほど大袈裟に語らなくてもいいでしょ…。
好きな人の傍でいつまでも笑っていられたら、愛の素晴らしさを懇々と語るより、「私は幸せです」とオウムのように繰り返す。
そういえば、出会ってからずっと同じことしか言っていないような…。
えへへ、バカの一つ覚えだよね。
でも覚えが悪くても、絶対忘れないことが一つあれば、かなり上等かなぁ~(*^^)v
だからね…
明日逢う先生には、「お誕生日おめでとう」と一緒に「いつもありがとう」と伝えようと思う。
美月
先生と出会ってから、誕生日当日にお祝いごとをしたことはなかった。
それでよかった。ううん、ずっとそれがよかった。
何年経っても変わることのない記念日の過ごし方が、先生にとって何より素敵な誕生日祝いだから…。
そう思って疑ったことは一度もない。
先生が楽しい日を過ごしていると思うと、誕生日の楽しみもできた。
一年前、「今年の誕生日はどうしましょうか?」と小さな声で尋ねてみた。
「今年は今までと同じでいい…」
先生は遠い目をしてそう答えた。
去年の誕生日、私は遠い空の下で、先生の切なさに触れて過ごした。
先生の過ごした結婚生活(25年)を想像してみる。
記念日だからこその思い出がある。
それは幸せな日常の何倍も印象深く記憶され、セピア色した思い出を一つ一つ紐解くたび、懐かしさと愛しさに乾いた胸が押しつぶされそうになる。
愛する人の居ない日常をダイニングテーブルの定位置から見渡せば、オープンキッチンの窓枠にしっくりと納まっていた妻の姿がない寂しさを一層深めているのではないか?
そう思うと…、すぐにでも飛んでいきたい衝動に駆られながら、でも…先生は一人ではないと、何度も心に言い聞かす。
沢山の思い出が詰まった歳月を一人思い出せば、愛された記憶が鮮明に蘇る。
会社に勤めるようになり、一人の女性と出会った。
その後、縁あって運命を共にすることになり、子供が生まれ…、そして家族が増えるたび、食卓のテープルは広くなった。
12ヶ月のうち五回、家族と共に誕生日を迎えれられる幸せを何十年も味わってきた先生にとって、突然、二人きりの誕生日会ではあまりに寂しすぎるように思えた。
無償の愛が、どのようなものなのか私は知らない。
子を思う親の心を無償の愛だという人がいるかもしれない。
私の先生に対する愛は無償ではない。
もちろん有償でもない。
私は先生の笑った顔が大好きだから、いつまでも笑っていて欲しいと思うのです。
その為なら…、無償、有償などどちらでもいいのです。
愛に仕切りなんていらないし、それほど大袈裟に語らなくてもいいでしょ…。
好きな人の傍でいつまでも笑っていられたら、愛の素晴らしさを懇々と語るより、「私は幸せです」とオウムのように繰り返す。
そういえば、出会ってからずっと同じことしか言っていないような…。
えへへ、バカの一つ覚えだよね。
でも覚えが悪くても、絶対忘れないことが一つあれば、かなり上等かなぁ~(*^^)v
だからね…
明日逢う先生には、「お誕生日おめでとう」と一緒に「いつもありがとう」と伝えようと思う。
美月
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genre : アダルト
2013-08-27
九十九里浜に行ってきました
先週金曜日は、二人の誕生日でした。
同じ誕生日というのも不思議ですが、年も同じとなると、星占い的にいえば性格まで同じなのかなぁ~?
ちなみに血液型も一緒なので、似ているようで似ていない、でも似ていないようで嫌なところだけ似ている!? そんな二人でしょうかね(~_~;)
まあ、どちらにしても、私と似ていると思うだけで、先生は憂鬱になると思いますが…(笑)
今年の誕生日は、先生がお休みを取ってくれたので、思い出の地、九十九里浜に行って来ました。
前回は日帰りだったのですが、今回は泊まりだったので気持ちもゆったりできました。
何より以前から憧れていた乗馬で海岸を散歩することができたことが嬉しくて、今も先生の満足そうな顔を思い出しては一人にやにやしています。
私を乗せてくれた馬はローズさん、そして先生の馬は気まぐれハンディさんでした。
えへへ、ハンディさんは、気難しいところがあって気分屋さんなのですが、最初の頃は先生を手こずらせていたハンディさんも、波打ち際を歩行する頃には、二人の息はぴったり合うようになっていました。
鞍を下りると、気難しいハンディさんが、これまた気難しい先生との別れを惜しみ、頬を摺り寄せ甘えていました。
えへへ、先生の嬉しそうな顔ったら…(^_-)-☆
女性にはデレデレしない先生ですが、動物には弱いんですよねぇ~。
先生の幸せそうな顔を見ていたら、なんだか泣けてきちゃいました。
出会ってから色々なことがありました。
二人で泣いたり笑ったり、大喧嘩もしたし、長年一緒にいても厭きる暇がないほど、いっぱいの感動を味わった。
そして…これからも色々な世界を先生と一緒に観たいと思う。
子供の頃、40代も50代も60代もみんな同じように霞んで見えた。
だけど実際に51歳になってみて思うことは、女というものは幾つになっても好きな人の傍にいると夢を抱けるものだということ…。
それにね…年を取ると、若い頃には恥ずかしくて言えなかったことも平気で言えるようになる。
愛があれば…愛さえあれば…どこまでも歩いていけるような気がする。
美月
同じ誕生日というのも不思議ですが、年も同じとなると、星占い的にいえば性格まで同じなのかなぁ~?
ちなみに血液型も一緒なので、似ているようで似ていない、でも似ていないようで嫌なところだけ似ている!? そんな二人でしょうかね(~_~;)
まあ、どちらにしても、私と似ていると思うだけで、先生は憂鬱になると思いますが…(笑)
今年の誕生日は、先生がお休みを取ってくれたので、思い出の地、九十九里浜に行って来ました。
前回は日帰りだったのですが、今回は泊まりだったので気持ちもゆったりできました。
何より以前から憧れていた乗馬で海岸を散歩することができたことが嬉しくて、今も先生の満足そうな顔を思い出しては一人にやにやしています。
私を乗せてくれた馬はローズさん、そして先生の馬は気まぐれハンディさんでした。
えへへ、ハンディさんは、気難しいところがあって気分屋さんなのですが、最初の頃は先生を手こずらせていたハンディさんも、波打ち際を歩行する頃には、二人の息はぴったり合うようになっていました。
鞍を下りると、気難しいハンディさんが、これまた気難しい先生との別れを惜しみ、頬を摺り寄せ甘えていました。
えへへ、先生の嬉しそうな顔ったら…(^_-)-☆
女性にはデレデレしない先生ですが、動物には弱いんですよねぇ~。
先生の幸せそうな顔を見ていたら、なんだか泣けてきちゃいました。
出会ってから色々なことがありました。
二人で泣いたり笑ったり、大喧嘩もしたし、長年一緒にいても厭きる暇がないほど、いっぱいの感動を味わった。
そして…これからも色々な世界を先生と一緒に観たいと思う。
子供の頃、40代も50代も60代もみんな同じように霞んで見えた。
だけど実際に51歳になってみて思うことは、女というものは幾つになっても好きな人の傍にいると夢を抱けるものだということ…。
それにね…年を取ると、若い頃には恥ずかしくて言えなかったことも平気で言えるようになる。
愛があれば…愛さえあれば…どこまでも歩いていけるような気がする。
美月
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