2ntブログ
2012-01-03

新たな年を迎えて…(前編)

今年も先生と新たな年を迎えられたことに喜びを感じています。
と打ちながら、涙が出ちゃっています。

もちろん私を泣かしているのは先生です。
なんでねぇ~、嬉しくなることを言ってくれちゃうんだろうなぁ~。
どこまで私を喜ばせたら、先生の気は済むのかなぁ~。

ある意味、先生って意地悪だと思う。
だって私の泣いた顔を想像して、影でこっそり喜んだりしているかもしれないもんね\(^o^)/

だけど涙は苦手…。
そう思っていたけれど、最近は年のせいか?少々涙腺が弱くなったようで、先生と逢えた年の瀬にも泣いてしまいました。

それも33年経った今になって泣くほどの話でもない話を勝手に喋り、これまた自分勝手に泣くんだから性質が悪いよね。
だけど二人酒があんまりにも心地良くて、ついぽろっと昔話をしてしまいました。

高校一年生の時、初めて外に働きに出ました。
私の家は商売をしていたので(靴屋ね…)幼稚園の頃から働くことは当然のことだったけれど、商売っていうのは無情で、売れなくちゃお金が入らないでしょ(汗)

時代が早足で駆け出せば、人は賑やかな音に誘われ輝く場所を求めて出て行く。
キラキラしたところに幸福があると思うのは、陽の光が七色に輝いて見えるからかもしれないね。

そりゃあね、同じ靴を並べるんだって、美しい照明の下で透明なガラス棚に飾られるのと、コンクリート剥き出しの床に蛍光灯の薄明かりでは、映り方も違ってくるよね。
だからね、庶民の空腹を満たす為にある商店街に存在する靴屋なんて売れやしないんだよ。

貧しきは心のあり方で決まるものかもしれないけれど、生まれた時から貧乏は貧乏だったと思う。
だからって今ほどひねくれてはいなかったけどね。

だって周りを見たらみんな同じだったから…。
どこんちの子も家が商売してれば「うん」も言わず店を手伝うのが筋だった。

「店の手伝いするのが嫌だったら、人の何倍も勉強しなっ!」

これってね、商店街の大人の脅し文句です。
そう言われちゃうと勉強が嫌いな奴は手伝いするんだよ。

だってね、勉強するってどんなことか知らないんだもん。
商売で「勉強する」って言ったらマケルってことだからね、自分の人生おまけしなくちゃいけないんじゃあ~勿体無い気がするでしょっ(笑)
だからね、商売人の子供は、自然と商売を覚えようとするんだね。

本当は公立高校でも良かったんだけど、私の頭で行ける程度の高校なんてロクなもんじゃなかった。
今のようにどこでも好きに選べる地域分けではなく、住んでいる場所で区切られていた。 

ロクでもない所にロクでもない人間が行けば先が見えるよね。
それをわかっていながら、自ら落ちていくこともない。

だから中三の担任にお願いして、どこよりも規律の厳しい私立の女子高を選んだ。
私の日常生活に男は邪魔だった。男ってね、災いを呼ぶでしょ(笑)
だから修道院みたいな学校が良かった。

母校は今となっては私なんて入れてもらえるところじゃないよ。
もちろん昔の私だって入れてもらえるはずではなかった。
でもね、どうせダメでも一度思ったことだからお願いしてみようと思った。

私のプレゼンテーションがあまりにも素晴らしかったのか?
成績も良くない素行の悪い私に、一つしかない学校推薦枠を担任の先生が押してくれて、校長先生が許可してくれた。
学生時代もしたいことだけして生きてきた。
でもそれが思いの他、学校に貢献したことになったこともあったらしいんだよね(^^♪

一度だって親に進路を相談したことなんてないよ。
就職も同じで、あっさりとしたもの。

「どこで野たれ死のうがお前の責任だから…」と常に言われて育ってきた。
だけどね、私が私立高校に行きたいといった時、両親は黙ってお金を用意してくれた。

毎月支払う学費を考えたら、少しでも迷惑はかけられないと思った。
あっ!お金の面ではねっ(笑)

でも今思うと、私の両親があの二人でなければ、「私達は一生の不幸を背負ってしまった」と私の寝顔を観るたびに言い続けなければいけなかったと思うけど…(~_~;)

まあ、でもね、私なんて足元にも及ばないくらいトンチンカンな二人だったから、珍しく真面目なことを言い出した娘を面白がって観ていたのかもしれないけどね。

遊ぶお金くらいは、自分で工面しないといけないと思ったよ。
商売人はね、見栄っ張りでもあるから、金が欲しいと言ったらくれるんだよね。
…くれるからね、貰えないことだってあるんだよね。

でね、私がアルバイトに選んだのは、地元にある高級チョコレート工場だった。
えっへん!お嬢様学校だったから、もちろんアルバイトは禁止だったよ。
学校に見つかれば停学になってしまうから、場所選びも必死だった。

生徒が立ち寄りそうな賑わう街の駅には毎日先生が立っていたし、それにね、労働時間を考えたら、やっぱり通勤時間は短い方がいいと思い地元を選んだ。

だけどね、工場に行くには商店街をずっとまっすぐ通って行かないといけないんだよね。
それだけが少し心に引っかかった。

工場の仕事は製造と梱包業務に分かれていた。
時給が100円違うってことは、それだけ大変なんだろうなぁ~と思いつつ、同じ時間を労働で使うなら一円でも高い方が得だと思って製造を選んだ。

確か…マクドナルドのアルバイトが400円台だった頃、630円からのスタートだったのだから辛くても文句言えないよね。

でも予想した通り、製造工場に高校生は一人も居なかった。
工場の入り口に一歩足を踏み入れた瞬間、チョコレートの熱気と匂いで噎せ返るほどで、ここで毎日働けるのかな?と少し心配になった。

それでも初日は見よう見まねで仕事をした。
誰も高校生なんかに、まともに仕事なんて教えてくれないよ。

男の人でも重労働だと思うような職場だったから、すぐに音を上げて辞めるのがせきの山だと思うよね。 
だってオジサンようなオバサンばかり勢ぞろいしていたもん。
私は彼女たちを「おじおばさん」と呼んでいた(笑)

初日の労働は四時間だった。
みんなが揃って退社する時間まで働きたいと希望したので、言われた時間まで働いた。

「お疲れ様でした。また明日もよろしくお願いします」

最初に挨拶が出来なかったので丁寧に挨拶したら、チョコレートでベタベタの軍手があちこちからステンレス製の大きな流しに飛んできた。

「軍手を洗うのは新人の仕事だからねっ!」だってっ(^^ゞ

流しから落ちてしまった軍手を拾おうとしたら、後から投げた人の分の軍手の右手と左手が空中で鉢合わせになっちゃって私の頭に一つ当たった。
ポカンとして見上げる私の顔を観て、みんな大笑いしてたなぁ~。

だけどね、ちっとも悲しくなんてなかった。
軍手を洗って金になるんだよ。幾らだって洗ってやる!と思ったよ。

アルバイトして初めてタイムカードを生で見てね、これっていいなぁ~と思った。
小さな店にはないからね、働いた分だけちゃんと時間給を保証してくれるんだから、それはそれはありがたいお札だと思ったよ。

家に帰ったらね、九つ離れた弟が私がドアを開ける前から、私が帰ってきたのがわかったと言った。
「なんでっ?」って聞いたら、チョコレートの匂いがしたんだって…(*^^)v

前の晩に工場で働くと言っておいたから、お土産にチョコレートが貰えると思って待っていたんだろうね。
工場では幾ら食べても怒られないんだけど、持って帰ることは出来なかった。
だけど一粒100~200円もするチョコレートなんて私の口に合わなくて、一つ食べただけで止めちゃった。

「給料日になったら買ってきてあげるからね…」
そう約束して、弟には暫く我慢してもらった。

初日から20日ほど働いた。
その頃になると、工場の中の雰囲気もがらっと変わっていた。

チョコレート、キャンデー、クッキーetc…。
私は全ての機械を誰よりも上手に使えるようになっていた。

それからアルバイトを探している友達に仕事を斡旋した。
就労者を大勢集めたことで、次月には時給を10円上げてくれると言われて嬉しかった。
たった10円なんだけどねっ(^^ゞ、外で働くようになって10円の価値は高くなった。

そして待ちに待った給料日の日がやって来た。
茶色い封筒の中には8万円と少し入っていた。
一ヶ月も働かないのにこんなに貰えるんだと思ったら有頂天になったよ\(^o^)/

その足で工場の中にある正規製品売り場に行き、一番大きな箱詰めを定価で買って綺麗に包装までしてもらった。
社割りという制度もあったんだけどね、弟には定価で買った高級品チョコレートを食べさせてあげたかった。
だけど今思うと、安くしてもらえば良かったと少々後悔してる。

給料を貰える何日も前から、給料日には早帰りしようと決めていた。
やっとその日が来て、急ぎ足で商店街に戻ると今日が給料日だったことを話して回った。

それも貰ったお金まで見せてね…。
高1でこれだけ貰えるんだから頑張ったってことでしょ…と言いたかったのかなぁ!?
もっと言えばね…、諸々の話を聞いて欲しかった。

だけどね…誰一人褒めてはくれなかったよ。
まるで哀れなものでも見るような眼をしてね、私を観て切ない顔までしてね…。
それでもなぁ~んにも言わない。

それならと、仲良しのたこ焼き屋(テキヤ)のおばちゃんならわかってくれるだろうと思って話をしに行ったらね、いつもならただでたこ焼きを食べさせてくれるのに、こっちも黙ったまま、寂しそうな顔して私のこと見てたっけ…。

年の瀬最後の逢瀬の時、こんな昔話を先生にした。
中華料理店で懸命に働くアルバイトの中国人女性を見ていたら、なんだか遠い昔のことを思い出しちゃった。

昔、私が貧乏人だったことを真剣に話したのは先生しかいないんだよね。
みんなそれなりには知っているよ。
だけどね、本気で話したりしないから、誰も本当のことは知らない。

貧乏が恥ずかしいんじゃないんだよ、だけどね、話したところで紙芝居みたいになっちゃうでしょ。
今の私を観て感じるものは皆違うよね。
それでも話しの最後は『目出度し目出度し』で過去を閉じられたら、それからの私が馬鹿にされてるみたいで喧嘩になっちゃうもん。

それから、靴屋でありながら小学生の分際でパチンコの景品交換もしていたよ。
交換品は男性用のポマードだった。
一つの箱に五本入っていて、玉の端数はむき出しのままで持ってきた。

中には落として欠けてしまった物もあれば、夏には中身が溶け出している物もあった。
ポマードの油が古くなると臭くて、もちろん元々が安物だから匂いだってどこかおじいさんぽかったけれど、交換品とはいえ商品は商品だから、キチンと雑巾で拭いてから二軒隣のパチンコ屋さんに買い取ってもらっていた。

その頃、暗算二級のお免状を持っていた私には、三桁の掛け算なんて暗算で十分だった。
だけど今のようにレジなんてないから、計算式が表に出ないでしょ!?

算盤を弾いたこともない人だっているから、計算機を使ってゆっくり数字を打ちながら、表示された金額を眼で観て了解してもらわないと納得してはもらえない。

子供だからって計算間違いすると思っている人が殆どだろうし、まさか珠算のお免状を店に貼っておく訳にもいかないしね。
相手が子供であろうが大人であろうが、勝負の負けが厳しいと店の前に唾を吐く奴もいれば、店の大切な商品を肘で落として帰る奴もいた。

そうされたらね、啖呵を切るんだよ。
相手が大人であろうが関係ないよ、店番している限り大人と同等であるべきだからね。

「お前が子供であろうが店に来た客にとって同じサービスができなければ商売人として一人前ではない」
と父にすっぱく教わってきた。

もちろんそうだよね。
私の説明が粗末であっても足りない分を値引きしないのだから、満足して帰ってもらえなければ父や母と同じ物を売る資格はないのだからね。

「…お前、いい経験したな」先生がそう言ったよ。
哀れみなんて微塵も感じさせないくらい、まっすぐした眼で言ってくれた。

始めてアルバイトで貰った給料のことを話した時はね…
「お前、商売人の魂を売ったんだよ」と言われた。

先生の言葉を聞いたら、ボロボロと涙が出ちゃったよ。
今更、遠い過去の出来事なんて悲しくなんてないんだよ。

人から苛められるなんていうはね、みんなと違うことするから打たれるんだよね。
打たれるのが嫌なら、皆と同じように黙って生きればいいんだよ。
それでも人より頭一つ上に出たいと思ったら泣くもんじゃないよね。
泣いたらね、ただの甘えになってしまうのだからね。

あのね、本当はね、商店街のみんなにも先生と同じように叱ってもらいたかった。
だってね、私だって本当はそう思っていたのだから…。

それでも、どうしてもお金が欲しくって、お金があれば幸福だって買えるような気がしてた。 
だから、高校卒業するまでアルバイトは辞められなかった。

それでもお金が欲しかった…お金が欲しくて何が悪い」と声を大にして言いたかった。
たったそれだけのことだった。だから今になって泣くのは可笑しな話だと思っているよ。
つづく…

追伸…

新年のご挨拶もそこそこに心の内を書き殴ってしまいました。

親族と迎えた年頭の挨拶にも「おめでとう」の言葉は付けられないような気持ちになりました。
杯を片手に誰もがそう思いながら、それでも他の言葉を捜そうとしても見つかりません。
ずっとそうしてきたからです。

沢山の悲しみを抱えた人達のことを思うと、浮かれる心を潜めるべきだと思います。
けれど、新たな年を迎えられた喜びを隠す必要もないような気がしました。

悲しみと喜びは、足して引くものではありません。
悲しみは悲しみとして受け止め、喜ぶべきことは心から楽しむ。
二つを合わせてしまえば、本来見えるべきものまで見えなくなってしまうような気がしています。


風のエオリアさんへ…

コメントありがとう(^^)v
えへへ!一番弟子も何も…私を師匠と呼ぶのはあの人しかいないはずです(^_-)-☆

うん、お元気そうで良かった。
ブログが消えてしまってから気にしていました。
でもお二人が相変わらずの関係だとわかって安心しました(*^^)v

父の寂しさは、わが子である私にも計り知れません。
私にとっては母としての記憶であっても、父にとってはこの世の中で一番愛しい女の記憶なのですから、共有することは難しいでしょうね。

だけどね、父と母のことを考える時、女が男を泣かしてはいけないと思います。
男ってね、本当は女よりデリケートでナイーブで寂しがり屋さんだからね…。

昔のように…
愛する人を思う心が溢れてしまいそうな時は、またここに書いてくださいね。
「所場代くれ!」などと、けち臭いことは言いませんので安心して惚気てください。

まあね、たまには愚痴もいいですが…
愛の歌を唄うなら、優しいメロディーが心に潤います\(^o^)/

Keyさんへ…

あれれ!泣かせちゃったかなぁ~…ごめんね!

私がkeyさんに幸せを差し上げることはできないかもしれませんが、
それでも先生と私がこうして二人でいることを、喜んでくれる人がいることが嬉しい。

私が呑気でいることで、少しでも楽しい気持ちになってもらえるのなら、
これからも沢山のことに出会い、いっぱい笑って過ごそうと思います。

先生へ…

先生、私達も今年で50歳になるんだね。
二人分足したら100歳だなんて、なんだか可笑しいよねっ(^_-)-☆

「不倫とわからない年になったら、温泉旅行しよう」と言われた昔に、今があるなんて予想も出来なかった。

初めて一人で飛行機に乗り、先生が待ってくれている熊本に行った時は、本当にドキドキしちゃった。
近くを走る電車も上手に乗れなかったのに、一人でキップを買って飛行機に乗れるのか?心配だった。

先生ったら、出張先なのに沢山メールをくれたよね…。
飛行機に乗る前から、飛行機に乗っている間も、空港に着いた後もね…。

「わからなかったら電話をしろ…」と言われちゃうとね…、それだけで頑張れた。
「私にできないことなんて、何一つない!」そう思えたよ。

見知らぬ土地の初めて降りた駅で先生の姿を見つけた時は本当に嬉しくて、先生の会社の支社の近くだということもすっかり忘れて、大声で先生の名前を呼んで抱きついちゃたね。

何にも無い土地を旅して、遠い昔と変わらぬ時間軸の中を二人で歩いた。
あの橋の袂から見た光景は、今でも忘れない。

一度渡れば二度と戻ることの出来ない橋(境界線)の上に立てば、幾人もの女の試練を垣間見たようで切なくなった。
それでも牛達は、とても穏やかな顔をしていたね。

それがこの地の姿なのだと思った。
地図に無い旅は、いつも摩訶不思議な出来事が多いけれど、それでも先生と旅をしていると、私達は生まれた時から一緒だったような気がする。

えへへ!私の想像世界かもしれないね…。
だけどね、想像世界を現実世界にしてしまうことに、人生の楽しみってあると思うんだよ。
美月

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2012-01-04

新たな年を迎えて…(後編)

こんなの昔話のほんの一部に過ぎない…。
49年も生きてきたということは、それだけの「今日」という日を迎えてきたのだからね。

いろんな今日があったなぁ~。辛い今日もあった。楽しい今日もあった。
それでも何千回の今日を繰り返した後、先生に出会えたことが今は嬉しい。

幼い頃、毎年納税の時期になると、父と二人で税務署に行った。
家の中にある一番ぼろい服を着て、カブバイクの後ろに跨り「店が儲かってないから税金まけて!」と貧しい顔してお願いするんだよ。
近所でつまみ食いばかりしていた私は、ちゃんとご飯を食べることが面倒だった。
その結果、栄養失調になり顔は透き通るように青白く、おまけに擦れた顔にハタケまで出来ちゃっててね、、本当にみすぼらしく映ったと思うよ(笑)

だけど浅草に靴の仕入れに行く時はその逆。
一番綺麗な服を着て、母が私の長い髪をきつめに結ってアップにしてくれる。
黒のベルベットのリボンをちょこんと付けて、赤いエナメルの靴を履けば、誰が観たってお嬢様に見えるんだから…\(^o^)/

父は一歩間違えば詐欺師になっていたと思う、ただね、父のペテンは人に希望を与える力を持っていた。
騙されたと気が付かないんだもん、だから誰も訴えたりしないよね(*^^)v

私ね、以前にも書いたことがあると思うけれど、嘘を付くなら永遠に嘘を付く覚悟が必要だと思ってる。
それが出来ないのなら、真面目に生きた方が楽でしょ!?
そう思うとね、人が無暗に嘘を付かないのは、ばれない嘘を考えるのが面倒だからかもしれないよね(^^)v

仮想世界で先生に出会ったばかりの頃、まだ本当の私がどんな人間なのか?わからないのに、先生は真実のプロフィールを包み隠さず教えてくれた。 
逢ったこともない私にだよ…それが今になっても嘘じゃないみたいなんだよねっ(^^♪

正直、今だから言えば、メールを読んだ時はね…嘘だと思ったm(__)m
だってね、先生のような高い学歴を持っている人が、私のようなつまらない女と毎晩メールを交し合うなんて絶対に可笑しいと思うでしょ(^^)v

読んでわかるように、私の文章なんてホントお粗末…。
あっ!ちなみにメールは、このブログよりもっともっとお粗末なんだけどね!

だけどね、先生から送られてくるメールの文章のどこかに、もう一人の誰かが隠れているような気がしてた。
私はその人に逢いたかった。
逢いたいのに、逢ってみたいのに…それでも現実には逢えない人のようにも思ってた。

私のプロフィールなんて大したことないよ。
履歴書なんて書こうと思ったら空欄ばかりになるだろうし、特別隠すこともない平凡なもの。
足跡として書く必要のない昔がなければ、私が先生に逢ったって大丈夫だと思ったんだけどね。

だけどね、昔から随分と経った今だって、どんなに貴婦人を気取って街を歩いても、地べたを這って生きてるような人には素性がばれちゃう。
普通と呼ばれる人が近寄れないほどめかすしこんだって、爪先の黒ずみが消えることのない人に平気でものを尋ねられちゃう。

それはそれでとても光栄なことなんだよっ(^^♪
だけどね…、先生が私の一部しか知らないうちは、ほんの少しの遠慮を望んでた。

先生と逢えるようになって間もない頃、上野駅のキップ売り場で老夫婦に声を掛けられてしまって、どうしようか?と思ったことがある。

もちろん私は電車の乗り方がよくわからないから先生に聞いて応えたけれど、その時にね、先生って不思議な人だなぁ~と内心思った。

なぜ?この時、不思議な人だと思ったのか、それを言葉では言い表せない。
でも…なんだろう???…メールの文章に潜んでいるもう一人の先生に逢えたような気がした。

だけどね、こうなると宜しくないのが私の言葉使いです。
方言ってね、何も地方ばかりのものではなく、住んでいた街のなまりが出てしまう時があるでしょ。

カッコよく言えば東京弁と言っていいのかもしれないけれど、そんな上等なものではなく、今ここに書いている言葉がそれに近いけれど、文字にイントネーションが加わると、べらんめぇ~口調になってしまうんだよね(汗)

私ね、そんな時いつも思うんだよ。
一度肌に染み付いてしまった土地の匂いって、そう簡単に消えるものではないんだろうなぁ~ってね。

こんな私だったけれど、どうしても先生に逢ってみたかった。
大人になって初めて心から逢いたいと願った人だから、一度でいい…逢ってもらいたいと思う気持ちが強くなった。
堂々と逢って、心中晒して、思いっきり嫌われてしまおうと思った。
そしたらさ、お門違いだったって諦めも付くでしょっ(^_-)-☆

先生は安易に優しい言葉を濁して、私の前から去る人ではないとわかってたよ。
二度と逢う気持ちがなければ、「さよなら」をちゃんと言ってくれる人。

それに先生の物を観る目は誰よりも長けていることも知っていたから、すぐに私のドブ臭い匂いに気付かれてしまうだろうと思った。
そして…私の恋は儚く散るはずだった(>_<)

だけどね、念願叶い初めて逢ったバス停で(拉致事件ね…)先生をさらった時に、狭い軽自動車の車内に私以外の匂いを感じなかった。
暫く先生の匂いを探しながら運転していると、なぜか?懐かしい匂いがしてきた。

あの日、一緒に居た時間は3時間くらいだったように思う。
だけどね、先生を最寄り駅まで送る10分程度の間、このまま…この人と離れてしまうことが切なくて涙が出そうになった。
カラオケ店ではあんなに楽しくお話できたのに、先生が帰る時間になったら涙を堪えるのが必死で何も話せなくなっちゃった。

また逢いたいと思った。できればこのまま帰らないで欲しいと思った。
それからね、ず~っと私の傍に居て欲しいと贅沢なことまで思った。

「じゃあ、またね…」
車から降りた先生が窓越しにそう言ってくれた。

あれから八年目の春を迎えようとしている今も、私の思いはなんにも変わっていない。
先生を思うと恋しくて切ないよ。

不倫という環境に切なさを感じているんじゃないんだよね。
こんなにも愛しい人と、いつかは離れ離れにならなくてはいけなのかと思うと、それが遠い未来の話だとしても切なくなる。

だけどね…、私はいつも明日という日も先生が一緒だと思うと嬉しくなる。
こんな毎日を過ごしながら、二人で同じ分だけ年を取っていけたら幸せだと思うんだよ。
美月

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2012-01-08

先生に逢いに行きました

昨日はお昼から先生に逢えました。
前日、体調を崩して会社をお休みした先生ですが、澄ました顔で逢いに来てくれました。
先生ってね、そういう人なんですよね。

私は先生に逢いたくて…それでも先生の体が心配で…。
どちらも私の気持ちなのですが、「無理をしないでね」の一言がどうしても言えなかった。

先生の体はいつもより少し温かかった。
それでも目の前に剥き出されたしなやかな裸体に肌をすり寄せれば、惜しげなく貪らずにはいられない。

男と女の恋では、熱い飛沫は愛の証。
いつもより長く…布団の中でまったりとした時間を過ごせたことが嬉しい。

肌の温もりが一つになると、電気無しの布団もこんなに暖かくなるのだと感じながら、先生の匂いに包まれて浅い眠りに落ちた。

目が醒めると、私の隣で焼酎を飲みながらテレビを観ている先生がいた。

いつもなら目覚めと共に消えてしまう幻が、現実のものである喜びに充実した幸福感を味わえば、どんなものよりも先生の存在を愛しく思う。

愛することに尽きることはないんだよね…。
愛は生きることと同じように美しく、更なる幸福を求めて転生し続けるものだからね。
美月

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2012-01-10

長生きしたいなら程々に…

昨夜、先生から送られてきたメールを読んで、今までを振り返り今後について考えた。

[お前と一緒にいたらアル中になるなぁ~]と書かれていた。

確かにね…そうならないとは言いきれない。
飲酒に限らず、喫煙、強欲なまでのセックスにしてもそうだけど、二人でいると思うまま感じるままの自由を楽しんでしまう。

先生と私は、とても気が合うのだろうと思う。
年を聞かれればそれなりの年齢になったけれど、二人揃うと若い頃に似た感覚に戻ってしまうのかもしれない。

生涯青年であることに不満足はなく、むしろ望むべきところだけれど、でもね、残された時間との兼ね合いを考える時、このままいけば早死にするかもしれないと思う。

もちろん全てが開放された世界にいるのだから、心は満たされるよね。
愛する人が居て、愛する人と仲良くできる時間への喜びや感謝が、今の私を十分に楽しませてくれている。
私は先生がいるだけで、この人生を嬉しく思ってる。

嬉しいってね、女が喜ぶと書くけれど、まさに今ある幸福は漢字のとおりで、娘でもなく嫁でもなく姑でもなく、一人の女として人生を楽しめる機会を与えられているのだから嬉しいに決まっているよね。

でもこのまま行けば、一般社会人としての秩序を放棄し、いわゆる快楽主義者になってしまうのかもしれないなぁ~。

まあね、こんな生き方って楽しいよね。
まさに桜そのもののような生き方だからね…どこか艶めいて見えて潔い。

けれど先生は利口な人だから、この幸福を継続させたいと思える。
そうなれば健康的な生活へ改善を計ろうと考えてるのはもちろんのことだよね。

以前、何かで読んだ記事に「高学歴の人の寿命は長い」とあった。

男性と女性共にいえることだけれど、高学歴の人の方がお酒やタバコを飲んだり、吸ったりせず、痩せていると発表している。ただしお酒に関しては、高学歴の女性の方がよりお酒を飲むという結果が出ている。

そして高学歴の女性に比べると、学歴の低い女性は低所得者になりやすく鬱になりやすいとも書かれていた。
でもねぇ~、これってどんなものなのかなぁ~…???

確かに賢い人は、自分自身を分析する能力を持っているよね。
だから鬱状態を回避する方法を独自で編み出し活用できるのだと思う。

でも飲酒、喫煙だけをとって考えれば、高学歴の人の寿命が長くなるというのはわかるよね。
ただここに幸福度数が加算されると、統計通りになるかどうかは定かではないけれど…(~_~;)

私は勉学に励んだことがないので学歴社会の厳しさがよくわからないけれど、夢や情熱を注ぎ込み懸命に学んだ歴史を学歴というのだろうと思っている。

だから深い理解は出来ないけれど、一度だって高学歴の人を馬鹿にしたことはない。
えへへ!当たり前だよね(笑)、私のようなお粗末な女に馬鹿にされたら、生きていたくなくなると思うもん。

学歴について書きながら、「遊び」を引き合いに出すのは大変申し訳ないと思うけれど、「遊び」にも似たようなところがあって、一生懸命でないと何も後には残らないんだよね。
そういう意味では、私は色々なものを遊びの世界から教わった。

それでも私は先生と一緒にいる時間を少しでも長いものにしたいと考えてる。

「なんでもいいの…あなたの望むようにして…」というのは、優しいようで優しくないのかもしれない。

もちろん先生がそうしたいのであれば、私もそうする。

「お酒飲みすぎじゃない!?」

「煙草は健康によくないわよ!」

と面と向かって言える人こそ、本当に愛情深い女なのではないかなぁ~と、最近思ったりする。

母の愛情を持てばそう言うよね。
愛する者を守るためなら、鬼にもなるのが母親だからね。

だけど、子供を卒業した男に母親の愛は届かないこともあるでしょ(笑)
でも時には母のような感性で、愛する人を守る覚悟も必要だと感じたよ。

その反面、生まれてからあと少しで50年になろうとするのだから、その半分くらいは多少の我慢を強いられて生きてきただろうと思うと、残りの25年は好きなことをして欲しいと思ってしまう気持ちにもなるんだよね。

若い頃から人生を三等分に分けて考えてきた。
同じようなことを書いた作家がいたけれど、私は算盤塾に通っている時から五の段が好きで、唱える時に声も大きくなる。

だからかなぁ~…、漠然とだけど五の倍数に人生設計を載せてきたのかもしれない。

生まれてから親と過ごした25年、結婚したのは25歳だった。
そして今、先生と50歳を迎えようとしている。

だけどね、50代からの第三期は25年先を観れないような気がしてしまう。
そうなると残された時間の大切さを身に染みて感じるよ。

さてこの25年を次の25年を迎える為の準備に使おうか? それとも私らしく思いっきり生きてみようか?
そう思う心の裏側で母のことを思い出すと、これからの25年は好きな時間をできるだけ沢山持ちたいと思ってしまうんだよね。

母のことは誰もが勝手に長生きすると思ってしまっていて、まさか59歳であっさりとこの世を去ってしまうなどと思わなかった。
もちろん誰にしても命の保証などどこにもないのだけれど、その人の持つ波長(イメージ)が長波に思えた分だけ、母の生涯を短いものに思ってしまうのかもしれない。

まあね、とっても矛盾しているんだけどね…。
それでも離れたくない、いつまでも傍にいたい先生がいるのだから、心を入れ替えようと思った。

でもね、こうして色々なことを考えられるのも、先生がいるからだよね。
きっと一人でもあれこれ考えたのだろうと思う。だけど言葉にしない分だけ、実行力は低くなるからね。

(少し愛して…長~く愛して…)

昔、大原麗子がお酒のCMで使っていた言葉だけど、そう言って微笑んだ彼女も今はもう居ないんだなぁ~。
あのCM好きだったなぁ~…。
美月

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2012-01-12

ひとりごと

今日も1日を終えて、布団の中で先生のことを思いながら眠る。

枕の横ではカエルちゃんとペンギンさんとラスカルさんが楽しそうに話しているけれど、暗い話をする日もある。

私の心と同じように…。

美月
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プロフィール

美月

Author:美月
今年の夏で49歳になります。
月日の経つのは早いもので、不倫愛歴七年目を迎えました。この出会いに感謝して、灰になるまで恋を…と願っています。

幼い頃から月に心惹かれ、今では月が心を映す鏡となっています。こんな月マニアの私の為に、愛する人が「美月」と名づけてくれました。いつまでも大切に使っていきたいと思います。

ようこそ…
「灰になるまで恋を…」にお越しくださいましてありがとうございます。当ブログは不倫愛・性に纏わる内容が含まれております。18才未満の方、不倫、性的内容を好ましく思われない方の入場は、ご遠慮願います
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