2013-08-04
先生に逢いにいきました
先生の奥様がお亡くなりになられて、今日で一年が経ちました。
去年の今日、午前中にもらったメールには、緊急入院したと知らせをもらった。
そのたった数時間後、亡くなったと聞かされた。
とても淡々とした文章に、先生の悲しみの深さを感じずにはいられなかった。
皮肉なまでに青い空は果てしなく広がり、目映い光に包まれた夏の午後のことだった。
先生と出会って5年目くらいだったかな…、奥様が乳癌だと聞いたのは…。
何気ない毎晩のメールの終わりに、苦しげな心情が書かれていた。
妻として母として重い病を抱えながら日常生活を前向きに過ごす奥様に対して、頭が下がる思いと申し訳ない気持ちでいっぱいになったし、知ったからには身を引くべきだと思った。
でも別れることができなかった。
もちろん先生のことが好きで好きで仕方ないのだから、恋愛感情一つとっても離れられるはずもない。
先生と私は似ているところがあって、人前で弱音を吐くのが苦手だし、人気者であっても心の底を洗いざらい話せるような友達はいない。
だからね…寂しい時に「寂しい」と言える人がいないでしょ。
誰にも言えない心の内を、一人秘めて澄ました顔して誤魔化す寂しさ、私には十分すぎるほどわかるから、先生のことを他人だと思えなかった。
もう一人の私に語りかけるように、毎晩、メールで心を交わしてきた。
世間から見れば下道以下の罰当たり者だろうけれど、私は先生を一人ぼっちで泣かせたりできない。
だって先生は私の心の支えだもん、先生がいるから頑張って来れたこと数え切れないほどあるんだもん。
忠賢ハチ公ではないけれど、大切にしてもらった感謝の気持ちは一生忘れない。
だからね、先生が「お前は必要ない」という時が来るまで、離れず傍にいようと思っていた。
私は人魚姫にはならないと決めた。
泡になってしまったら、先生に呼ばれても駆けつけられないもんね。
人として恥ずかしい生き方だと責められてもいい、愛する人を守れるなら鬼になればいいと思った。
愛人という響きが下品なら、友達でも、先輩後輩でも、近所の人でもなんでもいい、たとえ女として愛されなくてもいい…、それでも先生の傍にいたいと思った。
そして…今、私は先生と一緒の時間を過ごしている。
出会ってから私の願いは毎日更新されているのだから、こんな素敵なことってないよね(^^♪
昨日、いつもながら昼間から二人酒をし、一日中、体を寄せ合い語り合った。
何語るほどのことはないのだけれど、二人の世界の風景は一つに見える。
同じ景色を思い浮かべながら、次の構図を先読みし、また同じ景色が見えることに喜びを感じながら過ごした日々。
10年とはいえ出逢いが遅れた分、二人の歴史は浅いかもしれない。
でも何年経っても変わらないものがあるんだよ。
それはね…この人に出会えて本当に良かったと思うと、嬉しくなって一人でにやけてしまう癖。
初めて出会った日、まさかこんな今を迎えるなんて想像もしなかったけれど、でもね、この人とずっと傍にいられたらいいなぁ~と漠然と思った。
どこか懐かしくて、それでいて切なくて恋しい人。
私の人生は先生に出会えたことで何倍も豊かになった。
知っているのに使えなかった「幸せ」という言葉、先生に向けて言えることが何より嬉しい。
美月
ロザリーさんへ
燃えるようなコメントありがとうございます(^^♪
> アイツと別れてからもう一年以上が経つけど、人を純粋に心の底から愛せたのは、後にも先にもアイツただ一人かも知れない…そんな気がしますね。
きゃあ~、本人に聞かせたいよねぇ~、ついでに私も先生に言われてみたい(笑)
でも、こんなこと先生に言われたら頭に血が上って意識を失いそうだから、灰になる直前まで言わずにいてもらおうと思います。
まあね、言うつもりもないだろうけれど、たまにリチャードギア張りの紳士になることがあるので、その度に新たな恋の始まりを迎えてしまいます。
えへへ、同じ人に何度恋をしても罪ではないですよねっ(*^^)v
> けど、アイツも人生を頑張って生きてるのだから…俺も負けないくらい頑張って生きて行こうと思ってますよ。病気にだって負けたくないし…
ロザリーさん、体の具合はいかがですか?
何もなくても年齢的に疲れが見え隠れする頃ですよね。
禁煙治療に通っていた頃、病院の先生に「いつも健康でいいね!」と言われてしまいました。
「でもCOPDで治療中なのに健康って変でしょ!?」と反論したら、「病気を患っているから不健康ということではないでしょ」と言われ、赤鬼みたいな顔しているけど、素敵なこというなぁ~と思いました。
うん、そうですよねぇ~…。
健やかに過ごせる今があるのだから、先生と笑える幸せがあるのだから、私は健康だよなぁ~(^_-)-☆
> 師匠の言葉を有難く頂戴しまして、彼女が出来たら自由に好きなだけ愛する事をゆるしちゃいます。(笑)
> なぁ~んて…嫌われないように努力するのが先だろうね…_| ̄|○ トホホ…
ロザリーさん、男はエバって言わなくちゃ!
「俺を愛せるのは、お前だけだぁ~!」ってね(笑)
> 恋するって、いいね…師匠。(#^.^#)
はい、いつもそう言っているでしょ!
あと…『一人じゃないって素敵なことねぇ~』と唄えるようになったら、幸せ者の仲間入りです!
> 実は今ね、メールで知り合った人と会う約束してるんだけど…何だかドキドキしちゃってます(^^;;
> どうなるか分からないけど、愛せたらいいな…
> 師匠のそっくりさんだともっといいのに(笑)
嬉しい報告を楽しみにしています。
上手くいったら、またブログで恋バナ競いましょうかね。
でも私にそっくりはやめておいた方が良いと思います。
なんといっても…全てが大袈裟だから…(笑)
> 師匠に負けない恋がした〜い!(#^.^#)
> あは!
うふふ、私に勝てる日が来たら、ロザリーさん、あなたは廃人に近い状態かもしれませんよぉ~(^0_0^)
美月
sanさんへ
彼を信じようと思う気持ちになれたのであれば、待つことを楽しめるようになれたらいいですね。
もちろん、心は簡単に割り切れるものではないと思いますが、たとえばどんなに恨んでみせたところで、本気で愛した彼の優しさや愛情を疑うことはできないと思います。
それは彼と過ごしたSANさんだけがわかっていることであって、状況だけで人の心は計り知れません。
彼を信じて待つことを選べたのも、二人で過ごした時間の中で見つけた答えなのだと思います。
そう思うと、自分を信じることなのかもしれませんね。
美月
去年の今日、午前中にもらったメールには、緊急入院したと知らせをもらった。
そのたった数時間後、亡くなったと聞かされた。
とても淡々とした文章に、先生の悲しみの深さを感じずにはいられなかった。
皮肉なまでに青い空は果てしなく広がり、目映い光に包まれた夏の午後のことだった。
先生と出会って5年目くらいだったかな…、奥様が乳癌だと聞いたのは…。
何気ない毎晩のメールの終わりに、苦しげな心情が書かれていた。
妻として母として重い病を抱えながら日常生活を前向きに過ごす奥様に対して、頭が下がる思いと申し訳ない気持ちでいっぱいになったし、知ったからには身を引くべきだと思った。
でも別れることができなかった。
もちろん先生のことが好きで好きで仕方ないのだから、恋愛感情一つとっても離れられるはずもない。
先生と私は似ているところがあって、人前で弱音を吐くのが苦手だし、人気者であっても心の底を洗いざらい話せるような友達はいない。
だからね…寂しい時に「寂しい」と言える人がいないでしょ。
誰にも言えない心の内を、一人秘めて澄ました顔して誤魔化す寂しさ、私には十分すぎるほどわかるから、先生のことを他人だと思えなかった。
もう一人の私に語りかけるように、毎晩、メールで心を交わしてきた。
世間から見れば下道以下の罰当たり者だろうけれど、私は先生を一人ぼっちで泣かせたりできない。
だって先生は私の心の支えだもん、先生がいるから頑張って来れたこと数え切れないほどあるんだもん。
忠賢ハチ公ではないけれど、大切にしてもらった感謝の気持ちは一生忘れない。
だからね、先生が「お前は必要ない」という時が来るまで、離れず傍にいようと思っていた。
私は人魚姫にはならないと決めた。
泡になってしまったら、先生に呼ばれても駆けつけられないもんね。
人として恥ずかしい生き方だと責められてもいい、愛する人を守れるなら鬼になればいいと思った。
愛人という響きが下品なら、友達でも、先輩後輩でも、近所の人でもなんでもいい、たとえ女として愛されなくてもいい…、それでも先生の傍にいたいと思った。
そして…今、私は先生と一緒の時間を過ごしている。
出会ってから私の願いは毎日更新されているのだから、こんな素敵なことってないよね(^^♪
昨日、いつもながら昼間から二人酒をし、一日中、体を寄せ合い語り合った。
何語るほどのことはないのだけれど、二人の世界の風景は一つに見える。
同じ景色を思い浮かべながら、次の構図を先読みし、また同じ景色が見えることに喜びを感じながら過ごした日々。
10年とはいえ出逢いが遅れた分、二人の歴史は浅いかもしれない。
でも何年経っても変わらないものがあるんだよ。
それはね…この人に出会えて本当に良かったと思うと、嬉しくなって一人でにやけてしまう癖。
初めて出会った日、まさかこんな今を迎えるなんて想像もしなかったけれど、でもね、この人とずっと傍にいられたらいいなぁ~と漠然と思った。
どこか懐かしくて、それでいて切なくて恋しい人。
私の人生は先生に出会えたことで何倍も豊かになった。
知っているのに使えなかった「幸せ」という言葉、先生に向けて言えることが何より嬉しい。
美月
ロザリーさんへ
燃えるようなコメントありがとうございます(^^♪
> アイツと別れてからもう一年以上が経つけど、人を純粋に心の底から愛せたのは、後にも先にもアイツただ一人かも知れない…そんな気がしますね。
きゃあ~、本人に聞かせたいよねぇ~、ついでに私も先生に言われてみたい(笑)
でも、こんなこと先生に言われたら頭に血が上って意識を失いそうだから、灰になる直前まで言わずにいてもらおうと思います。
まあね、言うつもりもないだろうけれど、たまにリチャードギア張りの紳士になることがあるので、その度に新たな恋の始まりを迎えてしまいます。
えへへ、同じ人に何度恋をしても罪ではないですよねっ(*^^)v
> けど、アイツも人生を頑張って生きてるのだから…俺も負けないくらい頑張って生きて行こうと思ってますよ。病気にだって負けたくないし…
ロザリーさん、体の具合はいかがですか?
何もなくても年齢的に疲れが見え隠れする頃ですよね。
禁煙治療に通っていた頃、病院の先生に「いつも健康でいいね!」と言われてしまいました。
「でもCOPDで治療中なのに健康って変でしょ!?」と反論したら、「病気を患っているから不健康ということではないでしょ」と言われ、赤鬼みたいな顔しているけど、素敵なこというなぁ~と思いました。
うん、そうですよねぇ~…。
健やかに過ごせる今があるのだから、先生と笑える幸せがあるのだから、私は健康だよなぁ~(^_-)-☆
> 師匠の言葉を有難く頂戴しまして、彼女が出来たら自由に好きなだけ愛する事をゆるしちゃいます。(笑)
> なぁ~んて…嫌われないように努力するのが先だろうね…_| ̄|○ トホホ…
ロザリーさん、男はエバって言わなくちゃ!
「俺を愛せるのは、お前だけだぁ~!」ってね(笑)
> 恋するって、いいね…師匠。(#^.^#)
はい、いつもそう言っているでしょ!
あと…『一人じゃないって素敵なことねぇ~』と唄えるようになったら、幸せ者の仲間入りです!
> 実は今ね、メールで知り合った人と会う約束してるんだけど…何だかドキドキしちゃってます(^^;;
> どうなるか分からないけど、愛せたらいいな…
> 師匠のそっくりさんだともっといいのに(笑)
嬉しい報告を楽しみにしています。
上手くいったら、またブログで恋バナ競いましょうかね。
でも私にそっくりはやめておいた方が良いと思います。
なんといっても…全てが大袈裟だから…(笑)
> 師匠に負けない恋がした〜い!(#^.^#)
> あは!
うふふ、私に勝てる日が来たら、ロザリーさん、あなたは廃人に近い状態かもしれませんよぉ~(^0_0^)
美月
sanさんへ
彼を信じようと思う気持ちになれたのであれば、待つことを楽しめるようになれたらいいですね。
もちろん、心は簡単に割り切れるものではないと思いますが、たとえばどんなに恨んでみせたところで、本気で愛した彼の優しさや愛情を疑うことはできないと思います。
それは彼と過ごしたSANさんだけがわかっていることであって、状況だけで人の心は計り知れません。
彼を信じて待つことを選べたのも、二人で過ごした時間の中で見つけた答えなのだと思います。
そう思うと、自分を信じることなのかもしれませんね。
美月
- 関連記事
-
- 先生に逢いに行きました (2013/08/13)
- お盆休みも近くなると… (2013/08/10)
- 先生に逢いにいきました (2013/08/04)
- 別れても好きな人 (2013/08/02)
- いろいろあるけれど… (2013/07/31)
theme : おとなの純愛、人生最後の恋だから・・・。
genre : アダルト
Powered by FC2 Blog
Copyright © 灰になるまで恋を・・・FOREVER All Rights Reserved.