灰になるまで恋を・・・FOREVER 2012年04月29日

2012-04-29

切なくも、それでいて幸せで…

昨日、病院に勤める友達の家に、商品を届けに行った。
約束の時間になっても戻っていない様子だったので、自宅前で待っていた。

暫くして彼女が帰ってきた。

老人ホームに入居希望の患者さんがいて、認知症検査をして欲しいと病院に来たらしい。

以前から通ってくる患者さんらしく（おじいちゃん）、ちっともボケていないらしいけれど、近所にできた老人ホームは要介護が入居の条件らしくて、ボケた振りして質問に答えるものだから可笑しくて、もう少しで笑いそうになってしまったと楽しそうに話してくれた。

いつものようにくだらない話題なら、すぐさま突っ込みをいれるのだけれど、なんとなく聞いていて笑えなかった。

きっと彼女の家に行く前に、短期健康食品販売の店で、必死になって健康セミナーを聞き（説法に近いなぁ・・・）、１００円程度の全員プレゼントに釣られて、仕入れ値の安い健康食品を高値で買う人達を観てきたからかもしれない。

心身ともに健やかでありたいと願うのは、誰もが同じ気持ちだよね。

でもね、健康を損ねてしまったら、何かしらの病名をつけてもらわなければ保険の申請ができない現状では、中途半端な健康は自己負担も多くなるらしい。

「どうせなら…もっと悪い方が楽になれる」

介護する側、される側、その両者から何度となく耳にした言葉。

どの世界にも決まりがあるのは仕方ないことだけれど、本来であればマイナスであることを望まなくてはならないこと、また、マイナスである人を羨まなくてはならないことほど悲しいことはないだろうと思ってしまう。

蟻とキリギリスのお話のように、好き勝手に生きるキリギリスが野垂れ死んでも哀れだと思われないだろうけれど、それでは蟻は幸せだったのか？と考えれば、それは物語の中でも定かではなかったような気がする。

私が先生に惹かれたのは、「おいっ！お前、お前はどっちだ？」と面と向かって問う厳しさかもしれない。

そして、お金が幸福の全てを支配するとは限らないが、無いよりあった方が便利だと言う。
その為にどうすればいいか？具体的に考えられる人でありながら、だけど先生のいう「便利」とは、他では観る事の出来ないおもしろさがあるんだよね。

えへへ！この年になって、何を呑気なこと言っていると思われちゃうかな(^_^;)

確かにそうだよね、子育てが一段楽すれば、その後は介護や老後が待っている。
高齢化社会が進めば、中年（中間管理者）は、いつまでも中間で居なくてはいけなくなるから負担が増えてくるよね。

でもね、この年になったから言えることもあるんだよね。

その一つが愛の言葉かもしれないなぁ～。
だってね、若い頃のような屈曲した恋をしていないもん。

好きな人に、素直に好きと言える自由が私は好きだし、今を好きになれる時間に出会えて幸せだと思う。
それも先生に出会えなければ、叶わなかったことだと思ってるよ。

恋は盲目だと口で言えるうちは、頭で物を考えているでしょ！？
私は自分さえ気がつかないほど夢中になれるものに出会えたことが嬉しい。

う～ん、こうなるとマニアの域は超えているよねっ…、だけど信者の粋までは達していないかな！？
えへへ！まだまだ神に立て付いてしまうことが多々あるからね(^_-)-☆

だけどね、たま～に、本当にたま～にだよ（笑）、私、実は先生の手の平の上で遊ばせてもらっているのかもしれないと思うことはある。

先生と私の背の高さの違いかもしれないけれど？、いつも頭の上に視線を感じる（刺さっている時もある）。
たまに雷も落ちるけれど、稲妻に打たれまいと体を伏せて頬を寄せれば、その肌の温もりに癒される。

ふと「これが愛？？？」と問いてみたくなる。
でも確かめなくていいと思えるのは、先生のことを誰よりも近くに感じるからだよね(*^^)v
美月

追伸・・・
思えば先生と出会ったばかりの頃から、私は今が好きと言い続けて来た。
これは念仏と同じかなぁ～、だけど念じる心は年々深まりを増すものなんだね。
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プロフィール

Author:美月
今年の夏で４９歳になります。
月日の経つのは早いもので、不倫愛歴七年目を迎えました。この出会いに感謝して、灰になるまで恋を…と願っています。

幼い頃から月に心惹かれ、今では月が心を映す鏡となっています。こんな月マニアの私の為に、愛する人が「美月」と名づけてくれました。いつまでも大切に使っていきたいと思います。