灰になるまで恋を・・・FOREVER 2012年04月24日

2012-04-24

任務延長

４２歳で出会った当時から、私は中年世代に入っていたのだと思う。
特別、自分の年齢を意識することもなかったけれど、浮かれている年齢でもなかった。

まだ美魔女と呼ばれる人も世の中に浸透していなかった４０代始めに、恋ができるだけでもめでたいことだと思っていた。

でも恋というのは年齢を問わず順序立てて進むもので、女性ホルモンが活発化するのか？恋に落ちると美しくなりたいと思う気持ちが強くなる。

例えば鳥なら雄の美しいアプローチを真似てみたいと思うだろうし、雄とは違う雌の良さを一つでも多く発揮しようと思うものかもしれない。

前置きが長くなったけれど、４０代半ばで先生から任命されたことがある。

「五十になっても女で居ること」

女というのは生物学的分類ではなく、性的に男を欲情に導く女であること。

女としての魅力を維持したまま、美しく年を取るのは大変難しい課題だと思った。
なんといっても未来は経験していないことだらけの未知なる世界だから、想像と異なることも多々あると思う。

それでも先生の命令は絶対なので、任務遂行の為には日々精進しなければならないよね。

だけどね…甘えが出ちゃうのも人間の可愛さだから、月日の経つのを穏やかに見送ったりしたくもなる。

でもこのままではウサギとカメのウサギさんになってしまうと反省した昨年の暮れから、エアロビとヨガを始めた。

先日、体育館に行った時に健康カードを見て、初めて訪れた日を確認したら、１２月４日だったことを思い出した。

今思えば一年で一番忙しい月から習い事を始めるなんて、タイムリミットに焦りを感じていたのかなぁ～(^_^;)

初日にインストラクターさんに、「綺麗にならなくちゃいけないから頑張ります」と恥ずかしい本音を暴露してしまったのも、ウサギの冷や汗だと思ったら可笑しくて、血圧を計りながら大笑いしてしまった。

あれから４ヶ月が経って、少しずつ体にも変化が現れてきた。

今年の８月を迎えれば二人揃って５０歳になるのだけれど、５０歳を目の前にして任務延長命令が出た。

「６０歳になっても男を魅惑する女でいること」

ええぇ～！普通であれば老化の進行も早まる年齢なのだがら、期限はなるべく細かく区切り、せめて５上がりで来るだろうと思ったら、５５歳は軽く飛ばして６０歳まで延長しろとは…。

ゴールド免許だって５年で更新だよね、それも以前の課題よりも要求が高くなっているし…おいおいっ(^_^;)

お洒落をするのは元々好きなことだから、ちっとも苦にならないけれど、未来予想図IIではないけれど、きっと何年先までも先生のことを思っている私がいるけれど、その頃の私がどんな私なのだろうということは想像できない（笑）

だけどね、大好きな人に希望を告げられるのってとっても嬉しいことだよね。

「お前は今のままでいい…」と言ってもらえるのも嬉しいけれど、恋する女は魅せたいことがいっぱいに溢れてくるから、どれを選んでいいかわからない。

だからね、「これ見せて…」と一つ取っ掛かりを貰えると、連鎖反応で色々なことが思い浮かんでくる。

化粧をするにしても、洋服を選ぶにしても、愛しい人に逢いに行く為に身だしなみを整える時間は、女にとって楽しみの一つでもあるしね。

だって支度をしている間、頭の中には先生が離れず、一緒にいてくれるんだもん。
そりゃあ～嬉しくて浮かれちゃうでしょっ(*^^)v

こんなことを思えることが楽しいんだよね…。

女性に楽しみを与えてくれるのが男性の魅力じゃないかなぁ～。
任務延長…心してお引き受けいたします。
美月
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プロフィール

Author:美月
今年の夏で４９歳になります。
月日の経つのは早いもので、不倫愛歴七年目を迎えました。この出会いに感謝して、灰になるまで恋を…と願っています。

幼い頃から月に心惹かれ、今では月が心を映す鏡となっています。こんな月マニアの私の為に、愛する人が「美月」と名づけてくれました。いつまでも大切に使っていきたいと思います。