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2011-11-10

電車が止まってる

先生に会いに行くのに、途中駅で電車が止まってしまって動かない。

止まってしまえば快速電車も意味ないよね。

車内アナウンスは、ポイント点検中だと繰り返してる。

同じことの繰り返しで申し訳ないといいながら、同じことを言わなくてはいけない人も辛いだろうけれど、缶詰めにされて待ってる人には通じないんだよね。

早く先生に会いたいのに…。

身動きできないもどかしさに負けてしまいそう。

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2011-11-10

戻り道

先生のもとに向かう電車ではなく、自宅に戻る電車を待っている。

どちらにしても待っていなくてはいけないんだね。

誰のせいでもないよね。

仕方のないことだよね。

だけどね…急に力が抜けちゃった。

先生は電車が止まっているとわかっていながら、東京まで来てくれたのに…。

今日は無理だね…と私がもっと早く諦められたら、先生は満員電車で苦労しないで済んだのに…。

悪いことしちゃったな。

先生に会いたかったな…。
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2011-11-10

平凡も激動も…当たり前の日常なんてないんだね

やっと自宅に着きました。行くのも帰るのも一苦労でした。

三時間前はガス風船のように浮かれていたのに、今は重石になってしまったみたい。
期待が大きい分、反動も大きなものになるよね…。

先生に逢えなかったのだから楽しいわけないけれど、車内に閉じ込められていることに苦痛を感じた。

快速電車に乗っていたから、停車駅ではない最寄り駅で待機している間もドアを開けてくれなかった。

同じ電車に乗り合わせた障害を持つ男性が、長時間車内に閉じ込められたせいかパニック症状を起こしてしまい、窓から降りようとしてるのを観ていて、一緒に降りてしまおうかと思った。

彼はホームを歩く駅員さんに優しく宥められて落ち着いたけれど、しばらく経つと今度は静かな車内のあちこちで電話やメールの着信音やバイブの震えが聞こえて来た。

駅まで迎えにきた奥さんから電話をもらった男性は、事情を説明すると「何時になるかわからないから帰っていい!!!」と怒って電話を切った。

私は男性の隣に座っていたので電話の向こうにいる奥さんらしき女性の声が聞こえていたけれど、奥さんの方がもっと怒っていた。

「まったく忙しいのに…せっかく迎えに来たのにっ!!!」

ううん、本当は「迎えに来てやったのに…」と言いたかったのだろうことが、ありありとわかる口調だった。

「じゃっ!帰るからね!!!」

最後の言葉はとても強く大きかった。

斜め前の席では、若い女性が彼らしき人からの電話が鳴るたびに何度も何度も謝っていた。

「ごめんね…」

「…まだわからない」

「おい!何時に来るんだ!!!」

きっとそう聞かれているのだろうと予想できる対応をしていた。

聞かれる度に悲しそうな顔をして、車内の電光掲示板をじっと見つめていた。

彼女が謝る度ごとに、他の席でも不都合を謝る言葉が聞こえてきた。

「すみません、先に始めてください…」

「お伺いしようと思っているのですが、お約束の時間に間に合いそうもありません…。本当に申し訳ありません」

「遅れます。すみません…」

何度も同じ報告を繰り返す車内放送の合間に、「何度も同じ報告をお伝えして申し訳ありません」と車掌さんが苦しそうに言っていた。

結局、ポイント故障は改善されることなく、それから暫くして電車に動く気配があった。
修繕が思うようにいかなかったようで、別の路線を使って運行を再開すると放送があった。

彼女は放送を聴き終えると同時に、急いで彼に電話をかけた。

でも彼が電話に出ることはなかった。その後、彼女は短いメールを打った。

運行が再開される連絡を機に、今まで開かずの快速電車のドアがあっさりと開いた。

緊急にダイヤを改正するにあたり、快速特急は各駅停車に変更された。
ホームで次の電車を待っていた人を乗せる為、ドアは全開となり大勢の人が車内へと流れ込んできた。

私はそのドアを降りた。

向かい側のホームに亘り、帰りの電車を待つ間、さっき出会ったばかりの彼女の背中をずっと観ていた。
でも携帯を握り締めた手に、着信があったらしき動きはなかった。

それでも彼女は待ち合わせ場所に向かうのだろうね。
もう居ないかもしれない彼の元へ、一筋の願いを込めて向かうのだろうね。

人の恋路に割り込めるほど気持ちは穏やかではないけれど、それでも彼が待っていてくれたらいいのになぁ~と思った。

彼の姿を見つけた彼女がどんなに嬉しい顔になるかと思うと、彼女の笑った顔を想像したくなった。
きっと可愛い女性に早代わりするのだろうね。

やっと来た電車の車内は、息も出来そうにないほど込み合っていた。

もう急ぐこと必要もないのだから、この電車にどうしても乗らなくてはいけない意味もないんだなぁ…と思ったら、頑張る元気が出せなくて一台見送り次に来た電車に乗った。

自宅のある駅に着くと、改札に上がる階段では小競り合いがあり、改札口は人だかりで大騒ぎしていた。

駅員さんに詰め寄る人はあからさまに喧嘩腰だし、suicaが上手く連動しなかった人達で窓口は長い列をなしていて、並んでいる人の殆どが眉間に皺を寄せていた。

先生に逢えなかったことだけでも悲しいのに、それ以上に色んな人を観ていたら侘しい気持ちになってしまった。

人が怖いと思った…同じ人であっても、状況が変われば醜いものになってしまうからね。
こんな時、先生が一緒なら安心していられるのになぁ~一人だと少し心細くなった。

「気をつけて帰れよ」

先生がくれたメールを思い出して、こんな時こそしっかりしないと危険だと改めて思い直した。

私はたまにしか電車に乗らないので、今日のような出来事はたまたまかもしれないけれど、先生はこんな思いを今まで沢山しているのだろうと思ったら大変だなぁ~と思ったよ。

それでもね、先生の乗った電車が度々遅れて車内の空気が淀んでいる時も、先生は変わらない心で接してくれたことを思い出すと、私って小さいなぁ~と感じちゃった。

帰り道、月を眺めながらゆっくり歩いた。
今夜はまんまるお月様、先生にもこの月が見えているかなぁ~と思いながら歩いた。

月明かりが夜道を照らしてくれたおかげで、先生の顔が眩しく映って観えたよ。
美月

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2011-11-15

たまには愚痴でも…

最近、更新をサボっていました。
もちろん時間がないというのは言い訳であって、責任感に欠けていると思います。

先週、求人募集をしたのですが、このご時世ということもあり沢山の応募を頂きました。

うちの会社など家族会社に毛が生えたようなものなのですが、それでも立派な履歴をお持ちの方もいて、それゆえに厳しい世の中なのだろうと感じました。

だけどね、使う側の人間の器が小さいので、あまり優秀な人材であると使いきれないようで、最終的には人当たりの良い人が選ばれたようです。

ちなみに私の部門ではないので面接をした訳ではないのですが、ふと自分に置き換えてみれば就職活動は大変だろうなぁ~と思いました。

特別褒められた履歴はないからね。
けれど今偉そうに仕事をしているのだから不思議ですね。

でもそんなもの、なんでもないのにね。

いつか…新たな世界へ旅経つ日。
それを何時に設定するか?それだけのことなのにあれこれ考えあぐんでしまいます。

たまには愚痴もいいのかなぁ…。
心を言葉にすることで、有言実行とするべきかもしれませんね。
美月
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2011-11-17

ハンドルの遊びの少ない関係

昨日は先生に逢うことが出来ました。
嬉しかった…本当に先生の顔を横目で覗いては、嬉しくて涙が出ちゃった。

なぜ?泣くのかって…。
実はね、逢える前の日に先生に叱られてしまいました。

叱られた理由は、メール、ブログ更新にしてもサボってばかりいることです。

その前に先生が飲み会の帰りにメールをくれたのですが、居眠りしていてすぐに返信できなかったこと。
そうでありながら、自分の都合のよい理由を先に言い、素直に謝れなかったこと。
でね、もうお前には逢わないと言われちゃった。

叱られて当然だと思いました。
だってね、普段何よりも大切な人だと言っているのに、まるで言っていることと行動が違う。

今までも何度か居眠りから醒めないことがありました。
でも先生は、私が疲れているだろうと思って許し続けてくれていたのでしょうね。
そんな先生の気持ちに私は甘えていました。

若い頃と同じ仕事をしているので疲れを感じることもありますが、努力不足です。
鍛えれば強くなるのが肉体と心、でも肉体的なことよりも仕事に喜びを感じられなくなったのでしょうね。

会社を辞める人も出ています。そして辞めたいと思っている人もいることでしょうね。
私は引きとめることなく見送ることにしています。

以前は会社を守ろうと努力してきました。
たとえ主人との関係が悪くても、仕事は仕事です。

それにね、子供の頃のことを思い出すと、店が朽ちて滅びいく様に悲しみを感じます。
だけどね、よくよく思えば創立者の器量で会社が潰れてしまうのなら、それも仕方ないと思うようになりました。

もちろん倫理的に言えば、会社を取り締まる者は働く人を守る立場でなくてはならないですよね。
でもね、私には力がない…と言うより、私は元々使用人以下なのだと、改めて思い知らされました。

もちろん嫌ならすぐにでも会社を辞めればいいんですよね。

そんなことはわかっているのですが、今までも何度か試みたこと結果、今は事を荒立てる時ではないと思います。
私の場合は辞めること=離婚騒ぎになるので、こうなるとそう簡単なことではなくなります。

物事にはいずれ蹴りが付くにしても、その間、先生に逢えない日々が長くなるかもしれません。
それでは何の為に今まで過ごしてきたのか?わからなくなります。

ううん、それより私は先生と逢えない日が続くことに耐えられません。
未来を優先して今我慢をするのも一つの案かもしれませんが、私は今も優先したいと思ってしまいます。

私はとても欲張りですよね。
でもいつこの命がなくなるか?と思うと怖いのです。

母の死以降、死をとても身近な物に感じるようになりました。
人なんてそう簡単には死なないと思いながら、いつ死んでもおかしくはないってね。
この話は長くなりますので、また別の機会にお話したいと思います。

普段から先生を誰よりも大切な人だと思っているはずなのに、今ある時間を大切にすることが出来なかった。
こんな私に言い訳する理由などあるはずないのに、訳のわからないことを言ってしまったしね。

だから叱られて当然、嫌われて当たり前です。
もう逢いたくないと思われても仕方ないことだとわかります。
だって先生は今までにどんなことがあっても、二人の時間を何より大切にしてくれてきたのだから…。

真夜中、時計の秒針だけが未来を刻んでいました。
まるで私の心臓のように、普段聞こえないはずの弱音が部屋中に響いていました。

先生と過ごした楽しかった思い出ばかりが浮かんできて涙が溢れてきます。

どれほど今すぐ逢いに行こうと思ったことか…。
夜中であれば、車を飛ばせば一時間半で先生の元に迎えます。

けれど先生の家もわかりません。
もちろん知っていたところで、眠っている先生を起こして逢うこともできないでしょうね。
それでも少しでも傍に行きたいと思いました。

感情を抑えることに精一杯努めながら、結局私に出来ることはメールで思いを送信し続けることしかありませんでした。

途中うつらうつら眠りに付きましたが、けれど夢の中も厳しい世界でした。
夢に出てくる大勢の人が私を責めるのです。

「お前が悪い」「あなたがいけないのだから自業自得」だってね。

夢は私の脳が創る世界なのだから、それも当たり前かもしれません。
私の脳みそは慰めをもらってしまえば、余計に落ち込むことを知っているのでしょうね。

夢の中でもがきながら生き残ろうとするけれど、何度か深い海に沈められるうちにとうとう力尽きてしまいました。
けれど気力を失いかけると、そこで眼が醒めてしまうのです。

そして現実に戻れば先生が恋しくなる。その繰り返しでした。

明日…先生の居ない明日など来ない方がいいと思いながら、それでも遠くから静かに昇る朝の光に今日が始まることを感じました。

やっぱりこのまま終ることなど、私には出来ません。
先生に逢いに行こうと決めました。

朝、先生にメールをしました。「今日、逢いに行きます」ってね。
返信が来るとは思えなかったけれど、それでも逢いに行こうと思いました。

先生が今日どこに居るのか?聞いてはいなかったので、どこに行けばいいか迷いながら、取りあえず会社の前で待つつもりでした。

実は今日という日は元々先生が会社を早退して逢ってくれる予定になっていたので、早退する時間に間に合うよう仕事をこなしました。

待ち合わせの予定時間は16:30でした。
そこから逆算して15:00には先生の会社の前に着けるように、時間をいつもより早めて仕事に出ました。

もちろん先生に逢えるなど思ってもみなかった。
会社に居ないかもしれないし、メールが届いたかも確認することができません。

だから運よく逢えたとしても、逢えた後のことも考えつかなかった。
それでも何かしないと気が狂ってしまいそうで、我侭を承知で行動を起こそうとしました。
たとえ今日逢えなくても、何度も何度も足を運ぼうと思いました。

お昼過ぎ、先生からメールが来ました。
嬉しいはずなのに、それでもメールを開くのが怖かった。

でもね普段ならお客様の家に伺う時は携帯を車に置いて降りるのですが、先生からメールがあったらすぐにでも知りたくて、携帯をマナーモードにしてブラジャーの中に入れておきました。

まったく可笑しな行動かもしれませんよね。
でも本人にとっては真面目だったのですが…、今思うと頭の可笑しな女だと思います(^_^;)

まあ馬鹿みたいでしょ。。。
でもね、仕事用のジャンバーのポッケだとバイブが伝わりにくいと思ったのも一つですが、もう一つはね、先生から今までもらった言葉の詰まった小さな箱を肌身離さず持っていたかった。

それでもやっぱり寂しくて心細くてね、仕事の途中で先生の吸っている煙草を買いました。
一本、二本…立て続けに火を付けて、少しでも先生の傍にいる思いを感じたかった。
それが錯覚であったとしても、先生の匂いを味わいたかった。

先生からのメールには、「反省したか?」と書かれていました。
まず許されることよりも、先生からメールが来たことが嬉しくて泣いてしまいました。

だって先生が着信拒否をしていたら届かないでしょ?
少しの隙間でも、先生の元に近づけたことが嬉しかった。

「反省しています」と送りました。それが精一杯でした。

もっと沢山のことを伝えたいのに手が震えてしまってキーが打てなくて、打てば漢字が変換できない。
言葉を選べない不自由さに加えて、溢れる涙で文字が見えません。

先生が今日逢うことを許してくれました。そして昨日先生に逢うことが出来ました。
待ち合わせの駅に現れた先生は本物の先生でした。

すぐにでもいつものように先生の腕にぶる下がりたかった。
そのままま先生に抱きついて離れたくないと思った。

本当はすぐにでも先生に「ごめんなさい」と謝りたかった。
先生の顔をもっと観たいのに泣けちゃいそうで(いえいえ自分では気がつかないうちに泣いてるんだけどね)ちゃんと観れなかった。

何もできないまま歩く道すがら、先生が時折声をかけてくれました。
今更ながら反省の心が深く浮かんできました。

その後、軽い夕食を取り、通いなれたホテルに向かいました。
激しい情事の後、先生に逢えた安堵感と緊張が解けたせいか…先生の胸に耳をあてるとドクドクと伝わる鼓動を数えながら眠ってしまいました。

私が寝ている間、先生が起きていたのかわかりませんが、目覚めた時最初に映った先生の顔はとても優しい顔でした。

先生を厳しい人だと思う方もいるかもしれませんね。
でもね、先生が誰よりも短気だと知っているのも私だし、それにね、先生は二人の関係にハンドルの遊びを作らない人だと思います。

ハンドルの遊びがある方が、運転するには楽かもしれませんね。
でも遊びの幅が、結局は深い溝になってしまうことが男女の仲にはあると思います。

ふと思えば先生と今も一緒に居られるのは、常に先生が気付いたことを注意してくれていたからだと思います。

それは、今、私が置かれている夫婦関係を察すればよくわかります。
曖昧な関係に未来はありませんよね。

今日の記事を読んで、怖いと思われた読者もいるかなぁ…。
まして今不倫関係を継続中の方は、ドキドキしちゃったかな…。

もし?私のような過激な女が何人も居たら、身の破滅を余儀なくされるかもしれないのだからね。

それでもね、私は初めて本気で人を好きになりました。
人を愛することに狂えるほど、この人が生き甲斐だと感じたことはありません。

だからね、失ってしまうと思うと狂ってしまいそうになる。
理屈なんて付いてこないほど、のめりこんでしまうのです。

でもね、先生は私の中に眠る激しい女の影を出会った当初から想定していながら、それでも傍に置いてくれていたんですよね。
それはね、どんなことよりもありがたいことだと思っています。
美月

PS…コメントのお返事はこちらからしますね。

萌芽さんへ…
いつも応援してくれてありがとう(*^^)v
そして温かい言葉に励まされます。
 
>読者としては、更新されると嬉しくて飛びつくのですが
更新が滞っていることに責任を感じることはないと思いますよ

はい、ありがとうございます(*^^)v
でも灰はね、先生も読んでくれているのですよね。
大切な人への思いを書いているのだから、怠けてしまうことはよくないことだと思います。

>たとえ愚痴だろうが、ここは美月ワールドなのですから思うままに書いてくださったほうが、素直な気持ちが出て、それがゆえ私を含め多くの読者が美月さんの魅力に惹かれるのだと思いますよ。

本当はね、愚痴をいうよりは愚痴る対象となる相手に面と向かってしまう人間なんですけどね。
でも相手に言わずに居たのは、向き合うのが面倒だったからです。

だけどね、この場に書いて思ったのだけれど、やっぱり言うべきことは言った方が良いと思い、今夜久しぶりに早めに帰った主人に今思うことを言いました。

家長である主人に向かって意見する妻など、家から追い出せばいいのにね(笑)

それでも主人の今を優先する為には、多少成り必要な存在なのかもしれません。

ただね、私薄々と感じていることがあります。
主人はね、私に美談を残して死んでもらいたいと思っているだろうってね。

きっと仕事中の事故なんて最高でしょうね…。
働き者で明るい妻が…、葬儀で彼が話す台詞まで浮かんできます。

えへへ!妄想しすぎだと思われるかもしれませんが(汗)、でもね、実行するに至ることはなくても、私の存在が消えてしまえばいいと思うことは、沢山あることくらいわかります。

彼にとって私は凶器でしょうからね。
それなら潔く切り捨てればいいものを、相打ちを恐れればそれさえできずにいるのでしょうね。

だからね、少しの役目が終れば、家を出て行くと伝えておきました。
主人は黙ったまま下を向いていましたが、微かな口元の動きから安堵感を感じている様子は見逃さなかった(笑)

こんな時に可笑しなことですが、人の癖というのは何年立っても変わらないものだとつくづく思ってしまいましたた。

それでもね、唯一の気がかりは、予期せぬ主人の早帰りのせいで先生にメールを送る時間が遅れてしまったことです。
昨日の今日なのにね…きっと嫌な思いをしたでしょうね、本当に申しわけないと思っています。

昨日のホテルからの帰り道、二人とも小腹が空いたので立ち食い蕎麦屋に連れて行ってもらいました。

帰りの電車の時間までわずか五分程度でしたが、何でもない玉子うどんをとても美味しいと感じました。
その間にも来る人帰る人が沢山居て、観ているだけで面白い。

高校生の頃はアルバイトに向かう前の腹ごしらえに、地元の駅にあった立ち食い蕎麦屋をよく利用していたのですが、それから31年間一度も入ったことがなかった。
だからね、先生に連れて行ってもらえて、とっても嬉しかった。

どんな食事であっても一緒に食べる人への気心があれば、先入観無く受け入れられるものだと思いました。
先生はね、祭り屋台のとうもろこしも買ってくれたことがありますよ。

特別なことではないかもしれませんが、本来の先生であれば地べたに座って酒を酌み交わすなどありえない生き方をしてきた人なので、それでも私が喜ぶと思えば付き合ってくれているのでしょうね。

小さなことも大きなことも、先生から沢山の喜びを与えてもらってきました。
だからね、もしこの先嫌われることがあっても、最期まで先生のそばに居たいと思っています。

一杯の掛け蕎麦を分け合っても、貧しくはないと思える生き方をしたい。
これが私の幼い頃から抱いている希望です。

あのね、先生という人は不思議な人でね、気が短くてとても頑固な人なのだけれど、たとえ二人で貧しい暮らしに堕ちたとして、私が僅かな夕食代を一輪の花に代えてしまったとしても、決して叱らないでいてくれる人だと思える。
だから私は先生の傍を離れられないのでしょうね…。
美月

作紅さんへ…
いつもコメントありがとう(^^♪

皆様から温かい言葉を頂けば頂くほど、胸が痛むのは心の片隅に自分の不備を感じるからでしょうね。
謙遜なんてするつもりはありませんが、「はい、その通りなんですよ!」と堂々と言えないのだからね(^^ゞ

先生が私を叱ったのは、人には偉そうなことを言っている立場でありながら、自分のことになると何も観えていないからです。
いけないことはいけないと言ってくれる先生がいるから、こんな私でも記事を書いていられるのだと思います。

>私も履歴書だ、調査書だという時期になってしまっています。
長い人生の中でのもっともな敵がやってくるわけで・・・。

さて…大変な時期に差しかかりましたね。
私の若い頃は、高望みしなければどこでも行けましたから。
ランクを落とせば落とすほど輝く金の卵時代でした(^^♪

まあ時代に乗って向上心を忘れ現を抜かした女が私なのですが、その結果が今だと思えば腹も立たない。

>それらを書いたり、書いてもらっているときに感じるのが
「本当にそれで『私』という人間を知ってもらえるの?」ってことです。
まあ、私自身が『私』って人間を知らないのでなんとも言えないですが・・・
だから面接とかってするんだろうけど。って一応納得していますが(笑)

この質問は普段人を管理、評価する立場にある先生の方がよいアドバイスできると思うのですが、私はいつもお金の欲しい人を望んできました。
お金が沢山欲しいと言われれば言われるほど、なぜか嬉しくなります(^^♪

働くことの一つに収入を得ることがありますよね。
働くことを喜びと感じられる生き方に魅力を感じても、なかなか思うように行かないのも事実です。

紙切れはね、専門職で無い限り、実はあまり観ていないんですよね。
だってね、所詮紙切れだからね。

一人一人裏を取って書かれた履歴の事実を確認しなくてはいけないような会社であれば、紙切れは重要視されるかもしれませんが、結局は人を観ているのかもしれません。
また面接する人によっても考え方は違うし、優秀だからこそ受け入れてもらえないことも沢山あります。

ただ言えることは、短い時間の中でどれだけその会社への思いを伝えることができるか?ということになるかもしれませんね。

営業でも使う手ですが、大きな仕事をどうしても取りたい場合は、その会社に伺う前に出来る限りの情報を得てから伺います。

企業の特色、傾向などは今はネットのある社会なので、ある程度の情報なら手に入れられるでしょうね。
その程度のことは誰もが調べてくるだろうと、企業側は思っているでしょうね。

だからね、暗記だけでは通用しません。
そこに自分の思いを加えて伝えなければ、人と同じになってしまいます。
仕事への意欲、やる気を印象付られる人になることも大切だと思います。

>PS.この前の「マニュアル」についてのお返事、すっごく考えさせられました。
まだまだ頭も視点もガッチガチに凝り固まっちゃってますね。勉強になりました(これはいつもでした)。
ありごとうございます

作紅さん、あまり若い頃から賢くなりすぎると、男性から嫌われてしまいますよ(笑)
若い頃はね、失敗したって立ち直れる機会が沢山あるのだから大丈夫(^^♪

七回転んだら十回起きる覚悟があれば、何にも怖いものなどありません。
七回の次は八回だなんて小さなこと考えてしまえば、ただのつまらない大人になってしまうだけです。

昨日、私が立ち食い蕎麦屋の亭主もいいんじゃない?と先生に言ったら嫌だと言っていました。
馬主になるそうです。牧場も欲しいそうです。

未来を…、夢を…小さく設定してしまうと夢への執着が薄れるからだそうですが、先生が生涯青年であることを最期に見届けることが、私の未来の希望であり密かな楽しみの一つです。
美月
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プロフィール

美月

Author:美月
今年の夏で49歳になります。
月日の経つのは早いもので、不倫愛歴七年目を迎えました。この出会いに感謝して、灰になるまで恋を…と願っています。

幼い頃から月に心惹かれ、今では月が心を映す鏡となっています。こんな月マニアの私の為に、愛する人が「美月」と名づけてくれました。いつまでも大切に使っていきたいと思います。

ようこそ…
「灰になるまで恋を…」にお越しくださいましてありがとうございます。当ブログは不倫愛・性に纏わる内容が含まれております。18才未満の方、不倫、性的内容を好ましく思われない方の入場は、ご遠慮願います
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