2012-01-04
新たな年を迎えて…(後編)
こんなの昔話のほんの一部に過ぎない…。
49年も生きてきたということは、それだけの「今日」という日を迎えてきたのだからね。
いろんな今日があったなぁ~。辛い今日もあった。楽しい今日もあった。
それでも何千回の今日を繰り返した後、先生に出会えたことが今は嬉しい。
幼い頃、毎年納税の時期になると、父と二人で税務署に行った。
家の中にある一番ぼろい服を着て、カブバイクの後ろに跨り「店が儲かってないから税金まけて!」と貧しい顔してお願いするんだよ。
近所でつまみ食いばかりしていた私は、ちゃんとご飯を食べることが面倒だった。
その結果、栄養失調になり顔は透き通るように青白く、おまけに擦れた顔にハタケまで出来ちゃっててね、、本当にみすぼらしく映ったと思うよ(笑)
だけど浅草に靴の仕入れに行く時はその逆。
一番綺麗な服を着て、母が私の長い髪をきつめに結ってアップにしてくれる。
黒のベルベットのリボンをちょこんと付けて、赤いエナメルの靴を履けば、誰が観たってお嬢様に見えるんだから…\(^o^)/
父は一歩間違えば詐欺師になっていたと思う、ただね、父のペテンは人に希望を与える力を持っていた。
騙されたと気が付かないんだもん、だから誰も訴えたりしないよね(*^^)v
私ね、以前にも書いたことがあると思うけれど、嘘を付くなら永遠に嘘を付く覚悟が必要だと思ってる。
それが出来ないのなら、真面目に生きた方が楽でしょ!?
そう思うとね、人が無暗に嘘を付かないのは、ばれない嘘を考えるのが面倒だからかもしれないよね(^^)v
仮想世界で先生に出会ったばかりの頃、まだ本当の私がどんな人間なのか?わからないのに、先生は真実のプロフィールを包み隠さず教えてくれた。
逢ったこともない私にだよ…それが今になっても嘘じゃないみたいなんだよねっ(^^♪
正直、今だから言えば、メールを読んだ時はね…嘘だと思ったm(__)m
だってね、先生のような高い学歴を持っている人が、私のようなつまらない女と毎晩メールを交し合うなんて絶対に可笑しいと思うでしょ(^^)v
読んでわかるように、私の文章なんてホントお粗末…。
あっ!ちなみにメールは、このブログよりもっともっとお粗末なんだけどね!
だけどね、先生から送られてくるメールの文章のどこかに、もう一人の誰かが隠れているような気がしてた。
私はその人に逢いたかった。
逢いたいのに、逢ってみたいのに…それでも現実には逢えない人のようにも思ってた。
私のプロフィールなんて大したことないよ。
履歴書なんて書こうと思ったら空欄ばかりになるだろうし、特別隠すこともない平凡なもの。
足跡として書く必要のない昔がなければ、私が先生に逢ったって大丈夫だと思ったんだけどね。
だけどね、昔から随分と経った今だって、どんなに貴婦人を気取って街を歩いても、地べたを這って生きてるような人には素性がばれちゃう。
普通と呼ばれる人が近寄れないほどめかすしこんだって、爪先の黒ずみが消えることのない人に平気でものを尋ねられちゃう。
それはそれでとても光栄なことなんだよっ(^^♪
だけどね…、先生が私の一部しか知らないうちは、ほんの少しの遠慮を望んでた。
先生と逢えるようになって間もない頃、上野駅のキップ売り場で老夫婦に声を掛けられてしまって、どうしようか?と思ったことがある。
もちろん私は電車の乗り方がよくわからないから先生に聞いて応えたけれど、その時にね、先生って不思議な人だなぁ~と内心思った。
なぜ?この時、不思議な人だと思ったのか、それを言葉では言い表せない。
でも…なんだろう???…メールの文章に潜んでいるもう一人の先生に逢えたような気がした。
だけどね、こうなると宜しくないのが私の言葉使いです。
方言ってね、何も地方ばかりのものではなく、住んでいた街のなまりが出てしまう時があるでしょ。
カッコよく言えば東京弁と言っていいのかもしれないけれど、そんな上等なものではなく、今ここに書いている言葉がそれに近いけれど、文字にイントネーションが加わると、べらんめぇ~口調になってしまうんだよね(汗)
私ね、そんな時いつも思うんだよ。
一度肌に染み付いてしまった土地の匂いって、そう簡単に消えるものではないんだろうなぁ~ってね。
こんな私だったけれど、どうしても先生に逢ってみたかった。
大人になって初めて心から逢いたいと願った人だから、一度でいい…逢ってもらいたいと思う気持ちが強くなった。
堂々と逢って、心中晒して、思いっきり嫌われてしまおうと思った。
そしたらさ、お門違いだったって諦めも付くでしょっ(^_-)-☆
先生は安易に優しい言葉を濁して、私の前から去る人ではないとわかってたよ。
二度と逢う気持ちがなければ、「さよなら」をちゃんと言ってくれる人。
それに先生の物を観る目は誰よりも長けていることも知っていたから、すぐに私のドブ臭い匂いに気付かれてしまうだろうと思った。
そして…私の恋は儚く散るはずだった(>_<)
だけどね、念願叶い初めて逢ったバス停で(拉致事件ね…)先生をさらった時に、狭い軽自動車の車内に私以外の匂いを感じなかった。
暫く先生の匂いを探しながら運転していると、なぜか?懐かしい匂いがしてきた。
あの日、一緒に居た時間は3時間くらいだったように思う。
だけどね、先生を最寄り駅まで送る10分程度の間、このまま…この人と離れてしまうことが切なくて涙が出そうになった。
カラオケ店ではあんなに楽しくお話できたのに、先生が帰る時間になったら涙を堪えるのが必死で何も話せなくなっちゃった。
また逢いたいと思った。できればこのまま帰らないで欲しいと思った。
それからね、ず~っと私の傍に居て欲しいと贅沢なことまで思った。
「じゃあ、またね…」
車から降りた先生が窓越しにそう言ってくれた。
あれから八年目の春を迎えようとしている今も、私の思いはなんにも変わっていない。
先生を思うと恋しくて切ないよ。
不倫という環境に切なさを感じているんじゃないんだよね。
こんなにも愛しい人と、いつかは離れ離れにならなくてはいけなのかと思うと、それが遠い未来の話だとしても切なくなる。
だけどね…、私はいつも明日という日も先生が一緒だと思うと嬉しくなる。
こんな毎日を過ごしながら、二人で同じ分だけ年を取っていけたら幸せだと思うんだよ。
美月
最後まで読んでくれてありがとう にほんブログ村 人生最後の恋 FC2大人の恋愛 人気ブログランキング 不倫愛
49年も生きてきたということは、それだけの「今日」という日を迎えてきたのだからね。
いろんな今日があったなぁ~。辛い今日もあった。楽しい今日もあった。
それでも何千回の今日を繰り返した後、先生に出会えたことが今は嬉しい。
幼い頃、毎年納税の時期になると、父と二人で税務署に行った。
家の中にある一番ぼろい服を着て、カブバイクの後ろに跨り「店が儲かってないから税金まけて!」と貧しい顔してお願いするんだよ。
近所でつまみ食いばかりしていた私は、ちゃんとご飯を食べることが面倒だった。
その結果、栄養失調になり顔は透き通るように青白く、おまけに擦れた顔にハタケまで出来ちゃっててね、、本当にみすぼらしく映ったと思うよ(笑)
だけど浅草に靴の仕入れに行く時はその逆。
一番綺麗な服を着て、母が私の長い髪をきつめに結ってアップにしてくれる。
黒のベルベットのリボンをちょこんと付けて、赤いエナメルの靴を履けば、誰が観たってお嬢様に見えるんだから…\(^o^)/
父は一歩間違えば詐欺師になっていたと思う、ただね、父のペテンは人に希望を与える力を持っていた。
騙されたと気が付かないんだもん、だから誰も訴えたりしないよね(*^^)v
私ね、以前にも書いたことがあると思うけれど、嘘を付くなら永遠に嘘を付く覚悟が必要だと思ってる。
それが出来ないのなら、真面目に生きた方が楽でしょ!?
そう思うとね、人が無暗に嘘を付かないのは、ばれない嘘を考えるのが面倒だからかもしれないよね(^^)v
仮想世界で先生に出会ったばかりの頃、まだ本当の私がどんな人間なのか?わからないのに、先生は真実のプロフィールを包み隠さず教えてくれた。
逢ったこともない私にだよ…それが今になっても嘘じゃないみたいなんだよねっ(^^♪
正直、今だから言えば、メールを読んだ時はね…嘘だと思ったm(__)m
だってね、先生のような高い学歴を持っている人が、私のようなつまらない女と毎晩メールを交し合うなんて絶対に可笑しいと思うでしょ(^^)v
読んでわかるように、私の文章なんてホントお粗末…。
あっ!ちなみにメールは、このブログよりもっともっとお粗末なんだけどね!
だけどね、先生から送られてくるメールの文章のどこかに、もう一人の誰かが隠れているような気がしてた。
私はその人に逢いたかった。
逢いたいのに、逢ってみたいのに…それでも現実には逢えない人のようにも思ってた。
私のプロフィールなんて大したことないよ。
履歴書なんて書こうと思ったら空欄ばかりになるだろうし、特別隠すこともない平凡なもの。
足跡として書く必要のない昔がなければ、私が先生に逢ったって大丈夫だと思ったんだけどね。
だけどね、昔から随分と経った今だって、どんなに貴婦人を気取って街を歩いても、地べたを這って生きてるような人には素性がばれちゃう。
普通と呼ばれる人が近寄れないほどめかすしこんだって、爪先の黒ずみが消えることのない人に平気でものを尋ねられちゃう。
それはそれでとても光栄なことなんだよっ(^^♪
だけどね…、先生が私の一部しか知らないうちは、ほんの少しの遠慮を望んでた。
先生と逢えるようになって間もない頃、上野駅のキップ売り場で老夫婦に声を掛けられてしまって、どうしようか?と思ったことがある。
もちろん私は電車の乗り方がよくわからないから先生に聞いて応えたけれど、その時にね、先生って不思議な人だなぁ~と内心思った。
なぜ?この時、不思議な人だと思ったのか、それを言葉では言い表せない。
でも…なんだろう???…メールの文章に潜んでいるもう一人の先生に逢えたような気がした。
だけどね、こうなると宜しくないのが私の言葉使いです。
方言ってね、何も地方ばかりのものではなく、住んでいた街のなまりが出てしまう時があるでしょ。
カッコよく言えば東京弁と言っていいのかもしれないけれど、そんな上等なものではなく、今ここに書いている言葉がそれに近いけれど、文字にイントネーションが加わると、べらんめぇ~口調になってしまうんだよね(汗)
私ね、そんな時いつも思うんだよ。
一度肌に染み付いてしまった土地の匂いって、そう簡単に消えるものではないんだろうなぁ~ってね。
こんな私だったけれど、どうしても先生に逢ってみたかった。
大人になって初めて心から逢いたいと願った人だから、一度でいい…逢ってもらいたいと思う気持ちが強くなった。
堂々と逢って、心中晒して、思いっきり嫌われてしまおうと思った。
そしたらさ、お門違いだったって諦めも付くでしょっ(^_-)-☆
先生は安易に優しい言葉を濁して、私の前から去る人ではないとわかってたよ。
二度と逢う気持ちがなければ、「さよなら」をちゃんと言ってくれる人。
それに先生の物を観る目は誰よりも長けていることも知っていたから、すぐに私のドブ臭い匂いに気付かれてしまうだろうと思った。
そして…私の恋は儚く散るはずだった(>_<)
だけどね、念願叶い初めて逢ったバス停で(拉致事件ね…)先生をさらった時に、狭い軽自動車の車内に私以外の匂いを感じなかった。
暫く先生の匂いを探しながら運転していると、なぜか?懐かしい匂いがしてきた。
あの日、一緒に居た時間は3時間くらいだったように思う。
だけどね、先生を最寄り駅まで送る10分程度の間、このまま…この人と離れてしまうことが切なくて涙が出そうになった。
カラオケ店ではあんなに楽しくお話できたのに、先生が帰る時間になったら涙を堪えるのが必死で何も話せなくなっちゃった。
また逢いたいと思った。できればこのまま帰らないで欲しいと思った。
それからね、ず~っと私の傍に居て欲しいと贅沢なことまで思った。
「じゃあ、またね…」
車から降りた先生が窓越しにそう言ってくれた。
あれから八年目の春を迎えようとしている今も、私の思いはなんにも変わっていない。
先生を思うと恋しくて切ないよ。
不倫という環境に切なさを感じているんじゃないんだよね。
こんなにも愛しい人と、いつかは離れ離れにならなくてはいけなのかと思うと、それが遠い未来の話だとしても切なくなる。
だけどね…、私はいつも明日という日も先生が一緒だと思うと嬉しくなる。
こんな毎日を過ごしながら、二人で同じ分だけ年を取っていけたら幸せだと思うんだよ。
美月
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