2009-05-02
薔薇色の庭
先生は無事に大阪から帰ってきました。
えへへ!当たり前ですよね・・・(笑)
今週は2度逢えて、先生の腕にぶる下がって歩く空もまだまだ明るくて、私はそれだけで嬉しい気持ちになりました。
馴染みのおでん屋さんで楽しい時間を過ごし、その後はホテルへと・・・。
淫靡な世界を追々書いていきますね(笑)
私には幼い頃から家庭に出張という制度がなく、傍にいるはずの人がいないとなると、それだけで心配で心寂しくなります。
もちろん私と先生は同じ屋根の下で過ごしているわけではないので、 「どこにいても同じだろう!」と、あっさり言われてしまえばそれまでですが・・・(汗)
でもね、先生がそんなことを言う人だったら、私はずっと前に先生の傍から消えていただろうと思います。
もっと自由があれば、毎回先生の出張に着いていけるのになぁ~。
旅行キップ1人分浮いたら、色々なところを旅できるし、それにね、美味しいものも食べられるよね(^^♪
若い頃の出会いに求めることがなかった理想の男性像。
年を重ねながら、いろいろな人を観てきた分だけ、男性に求める価値もまた変わってきたような気がします。
でも本当なら、出会いに少々妥協すべき年齢になってしまったのかもしれませんね(^^ゞ
だけど「妥協など出来ないものは出来ない!」としてしまう頑固な私ですから、先生と出会えたのは奇跡以上に奇奇怪怪というべきかもしれません。
最近つくづく「願い」って、願っているといつかは叶うものだと思うことが多く、願いが叶わないのは『願』を粗末に扱ったり、自ら放棄してしまうからではないかな?と思うようになりました。
私は幼い頃から母に遺言のように言われてきた言葉があります。
今となっては本当に遺言になってしまいましたが・・・。
「大人になったらパパのような人を見つけてね・・・それが女の幸せだから・・・」
幼い頃の私はその意味の深さを知らず、人生レールを快速特急で爽快に走ろうとしていたのかもしれません。
けれど古びた客車は最新機種に追われ、第一線から退くことになります。
人生の折り返し地点を過ぎれば、新しきものも古きものへと変わっていくのです。
ローカル線の鉄錆びた線路をまじまじと見つめた時、私の隣には先生がいました。
先生と一緒にいると、幼い頃の懐かしい風景まで浮かんできます。
何も持っていなかった子供の頃・・・。
当たり前のように時間は流れ、笑いあり、涙ありの昭和30年代。
あの頃の私が本当に欲しかったものは、一体なんだったのかな?
本当はね…母のような可愛いお嫁さんになりたかった(^^♪
急ぎ過ぎて見えなくなってしまっていた景色を、私は先生の心の窓から見つけることが出来て幸福を感じています。
逢瀬の帰り道・・・
いつもなら別れの切なさに負けそうになりますが、昨夜のホームには彼を見送る女性の姿がありました。
無情にもホームにアナウンスが流れると、発車時間が迫ります。
時計を見ながら彼との別れを惜しみ涙ぐむ彼女を観ていると、私まで切なくなりました。
彼女の鼻はトナカイよりも赤くて、 決して美人には見えなかったけれど、そんな彼女を誰よりも愛おしそうに見つめる彼の眼差しが痛いほど眩しかった。
そして発車のベルが鳴り、彼は車内へと・・・。
扉が閉まりかけた瞬間・・・彼が電車から飛び降りてしまいました。
ピエロのようにおどけて照れる彼の胸をバシバシ叩きながら、彼女は大泣きしながら笑っていました。
幸せな二人に魅せられて、幸せってね、人様の幸せであっても、こんなにも心を豊かにしてくれるものだと感じました。
そして私を乗せた電車は走り出し、鬼の眼に涙一つです。
ホームに残った先生はとても小さくなっていくけれど、 それでも若い二人を温かく見つめて苦笑する先生の優しい顔を見つけることができて嬉しかった。
ネオンの虹が流れる街を眺めながら、「若いって素晴らしいね・・・」と先生にメールで伝えたら、「・・・俺も若いんだけど・・・」と相変わらずのおどけた返事が返ってきました。
(もうっ!まったくっ・・・先生ったらっ・・・)
だけどね、 先生は誰よりも私を笑わせるのが上手な人だと思っています。
この人で良かった・・・。
この人に出逢えて本当によかったと思う気持ちを、愛と訳してもいいですか?
そして・・・今・・・先生から一通の花便りが届きました。
長い休日を恨めしく思ってたいた私の乾いた心が、一瞬にして艶やかに咲き誇る薔薇色の庭になりました。
美月
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えへへ!当たり前ですよね・・・(笑)
今週は2度逢えて、先生の腕にぶる下がって歩く空もまだまだ明るくて、私はそれだけで嬉しい気持ちになりました。
馴染みのおでん屋さんで楽しい時間を過ごし、その後はホテルへと・・・。
淫靡な世界を追々書いていきますね(笑)
私には幼い頃から家庭に出張という制度がなく、傍にいるはずの人がいないとなると、それだけで心配で心寂しくなります。
もちろん私と先生は同じ屋根の下で過ごしているわけではないので、 「どこにいても同じだろう!」と、あっさり言われてしまえばそれまでですが・・・(汗)
でもね、先生がそんなことを言う人だったら、私はずっと前に先生の傍から消えていただろうと思います。
もっと自由があれば、毎回先生の出張に着いていけるのになぁ~。
旅行キップ1人分浮いたら、色々なところを旅できるし、それにね、美味しいものも食べられるよね(^^♪
若い頃の出会いに求めることがなかった理想の男性像。
年を重ねながら、いろいろな人を観てきた分だけ、男性に求める価値もまた変わってきたような気がします。
でも本当なら、出会いに少々妥協すべき年齢になってしまったのかもしれませんね(^^ゞ
だけど「妥協など出来ないものは出来ない!」としてしまう頑固な私ですから、先生と出会えたのは奇跡以上に奇奇怪怪というべきかもしれません。
最近つくづく「願い」って、願っているといつかは叶うものだと思うことが多く、願いが叶わないのは『願』を粗末に扱ったり、自ら放棄してしまうからではないかな?と思うようになりました。
私は幼い頃から母に遺言のように言われてきた言葉があります。
今となっては本当に遺言になってしまいましたが・・・。
「大人になったらパパのような人を見つけてね・・・それが女の幸せだから・・・」
幼い頃の私はその意味の深さを知らず、人生レールを快速特急で爽快に走ろうとしていたのかもしれません。
けれど古びた客車は最新機種に追われ、第一線から退くことになります。
人生の折り返し地点を過ぎれば、新しきものも古きものへと変わっていくのです。
ローカル線の鉄錆びた線路をまじまじと見つめた時、私の隣には先生がいました。
先生と一緒にいると、幼い頃の懐かしい風景まで浮かんできます。
何も持っていなかった子供の頃・・・。
当たり前のように時間は流れ、笑いあり、涙ありの昭和30年代。
あの頃の私が本当に欲しかったものは、一体なんだったのかな?
本当はね…母のような可愛いお嫁さんになりたかった(^^♪
急ぎ過ぎて見えなくなってしまっていた景色を、私は先生の心の窓から見つけることが出来て幸福を感じています。
逢瀬の帰り道・・・
いつもなら別れの切なさに負けそうになりますが、昨夜のホームには彼を見送る女性の姿がありました。
無情にもホームにアナウンスが流れると、発車時間が迫ります。
時計を見ながら彼との別れを惜しみ涙ぐむ彼女を観ていると、私まで切なくなりました。
彼女の鼻はトナカイよりも赤くて、 決して美人には見えなかったけれど、そんな彼女を誰よりも愛おしそうに見つめる彼の眼差しが痛いほど眩しかった。
そして発車のベルが鳴り、彼は車内へと・・・。
扉が閉まりかけた瞬間・・・彼が電車から飛び降りてしまいました。
ピエロのようにおどけて照れる彼の胸をバシバシ叩きながら、彼女は大泣きしながら笑っていました。
幸せな二人に魅せられて、幸せってね、人様の幸せであっても、こんなにも心を豊かにしてくれるものだと感じました。
そして私を乗せた電車は走り出し、鬼の眼に涙一つです。
ホームに残った先生はとても小さくなっていくけれど、 それでも若い二人を温かく見つめて苦笑する先生の優しい顔を見つけることができて嬉しかった。
ネオンの虹が流れる街を眺めながら、「若いって素晴らしいね・・・」と先生にメールで伝えたら、「・・・俺も若いんだけど・・・」と相変わらずのおどけた返事が返ってきました。
(もうっ!まったくっ・・・先生ったらっ・・・)
だけどね、 先生は誰よりも私を笑わせるのが上手な人だと思っています。
この人で良かった・・・。
この人に出逢えて本当によかったと思う気持ちを、愛と訳してもいいですか?
そして・・・今・・・先生から一通の花便りが届きました。
長い休日を恨めしく思ってたいた私の乾いた心が、一瞬にして艶やかに咲き誇る薔薇色の庭になりました。
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