2ntブログ
2011-09-27

目からウロコ

昨日の朝は、起きてから暫く何もしないまま考えごとをしていた。

その前日、布団の中で読んだビジネスの内容がぎっしりと書かれているブログの批判コメントの中に、少々考えさせられるものがあったので、寝ながらも起きてからも考えていた。

記事の内容としては、『企業における個人の努力は報われるか?』というものだった。
企業内での個人の努力評価は実績で決めるべきと書かれていたけど、もちろん仕事であれば実績が大切だよね。

それに対し「努力といってもそれぞれ個人差がある!」とかなり強めの否定的なコメントが書かれていた。
きっとコメントを書いた人は、苦労の真っ最中にいる人なのかもしれないと思った。
まあね、人なんて立場が変れば物言いも変わるものだから、それも致しかたないのかもしれないよね(^^ゞ

でもね、オリンピックでも同じゴールを目指しながら順位や記録を競う人も居れば、参加することに意義があるとする人もいるでしょ!?
そうなると同じレースに出場することを目標としながらまるで違う世界にいるようなもので、仕事でいえば経営者と世界観が違えば個人の努力は努力としての意味が成り立たないような気がした。

それでも何の因果か?(自分の選択だけどね…)同じレールの上を走り、一つのゴールを目指さなくてはいけないのなら、やっぱり誰もが「どこでもドア」でひとっ飛びができればと思うのではないかな?
努力=プロセスだとすれば、結果を早く知りたいよねぇ~(*^^)v

私は昔からドラえもんの道具を一つ貰えるなら、絶対に「どこでもドア」を貰おうと決めていた。
どこでもドアがあれば、竹コプターはいらないだろうと思ったりして、それが大人になるにつれ確信へと変わっていった。
でもね、漫画世界のヤツらは呑気にあれを使うんだよねぇ~(^_^;)

子供の頃、いかにも駄菓子屋を馬鹿にしそうな立派そうなお父さんが、これまた小利口そうな坊ちゃんがりの息子を連れて駄菓子屋に来たことがあった。

「こんな細かい商売では生活が大変でしょ!?」

と言いながら、結局、菓子は衛生面を考えて買わず、口に入れないベイ駒とプロペラ飛行機を買って帰った。

確かにおせいじにも綺麗とはいえない店だった。
水あめだって一つ一つ梱包されていなくて、汚いプラスチックの中で固まっていたし…。

それを割り箸で上手に形にしてくれるんだけど、少し寒い季節は飴が固まってしまうから、ばあちゃんの着物の下に隠されている太股の間で暫く温めてから飴を溶かしてくれたのだけど、今思うと恐ろしいものがあるよね(笑)

でも見方を変えれば、その年季の入りようがまるで文化遺産に匹敵するくらい私には価値ある店だった。

駄菓子屋は私の聖地だったから、人を小馬鹿にしたあのお父さんの物言いがどうしても許せなくて、「お前なんかに売るものはこの店にはないよ!!!」といってしまい、ばあちゃんに大笑いされた(*^^)v

えへへ!この程度のことで怒るばあちゃんではないんだよ。
人間に格というものがあるなら、ばあちゃんはとても高格な人だった。

雨の日も風の日も陽だまりみたいな微笑みで、人の良いところ、悪いところを沢山教えてくれた。
それにね、駄菓子屋は生き甲斐でやってるようなものだから、僅かな利益の中で誰にも分け隔てなくオマケしてくれたよ。

私はこの店の常連でいつも買いに行くから(疲れた体と心の休息所として利用していた)、たまにえこひいきされるのは嬉しいけれど、でもね、自分だけえこひいきされても居心地が悪い時があるよね。
そんな時は店にいるみんなに串刺しのカステラパンをくれた。

ばあちゃんはいつもお弁当を持って出勤した。
家はすぐ近くなんだけど、子供たちが買いにきた時に店が閉まっていたら気の毒だといって休憩時間を取らなかった。

ところどころ銅色に変色しボコボコと盛り上がるアルミの弁当箱の中身は、いつも白いご飯と茶色のおかず、そしてすっぱそうな梅干しが誇らしげに座ってるシンプルな弁当だった。

冬になるとストーブの上で温めるから、弁当箱が変形してしまったんだろうね。
長い長い月日の間に、元の姿と違ってしまったのだろうね。

私はばあちゃんの弁当箱が新品だった頃の姿を見たことがないけれど、歪に変形した弁当箱の方が味があっていいと今も思っている。

きっとね、ばあちゃんの人生も同じような気がしてね。
ばあちゃんは誰にも優しかった、ばあちゃんの傍にいるだけで優しい気持ちになれたのだからね。

「こうして毎日みんなに会えて楽しみをもらえるのだから、今はね、働くことが一番の喜びだよ」
といつもいっていたばあちゃんの顔に、嘘なんて一度だって見つけることができなかったよ。

遠い日のことを夢の中で思い出して、さて「人が生きると書いて人生」とはなんだろうと思った。
それが気になって、朝からずっと考えごとをしていた。

でね、気難しい顔してアイスオーレを飲んでいたら、高校生の息子に「また歯が痛いの?」と聞かれたので(怒)、「どうして竹コプターって必要だと思う?」と真顔で聞いてみた。

「・・・空を自由に飛びたいからでしょっ!」

とあまりにもあっさりと答えられてしまったものだから、私は愕然とした。

目からウロコとはこのことだよねぇ~(^_-)-☆

確かに主題歌でもそう唄ってる!
そんなことにも気が付かなくなるなんて、頭の硬い年寄りにはなりたくないものだと思った。

「確かにその通りだよね」

「うん、その通りだ!!!お前ってなかなかやるねぇ~!」

と息子をしつこく褒めたら、愛想の良い返事は貰えず、無言のまま自分の部屋に回避されてしまった(^^ゞ

でもね、私もいつしか知らず知らずのうちに大人になっていたんだね!?
まあそれでもまだまだ一般的大人レベルではないだろうけれど、最近は目標(答え)から逆算して、式(行動)を作ることが多くなった。

確かに社会人としては賢いやり方だとは思うけれど(笑)、自分で目標を設定してしまうとそれなりだったりすることってあるでしょ!?

私が今からグラビアアイドルになりたいと思う気持ちがあっても(*^^)v、今の自分から想定してしまうとせいぜい熟女系アダルトビデオに出演するくらいが関の山かなぁ~などと思ってしまうm(__)m

まあ例えがよくないと言われれば良くないような気がするけれど、でもね、いやいやそれだって成れるだけ凄いじゃん!と思ってしまうかもしれないし???、たとえ成れなくても「この年で何かに挑戦するなんて素敵じゃない!」などと人様に褒められようものなら、鼻高々になるかもしれないっ\(^o^)/

そうなると自分の設定する目標って、年齢と共に小さくなってしまっているような気がする。
そこに自由さってないよねぇ~。
体は大きくなっても、昔より小さい自分になってしまっていると思ったらガッカリした(汗)

若さは無知ではあるけれど未知数であり、感性に木枠がない分、自由という豊さを持っている。

先生の人生を電車で例えたら、新幹線のレールに乗っているように映って見える。
時間を惜しむことはあっても無駄にしない生き方に、見習わなくてはいけない点がいっぱいあると思ってる。

だけどね、先生は他の時間を節約してまで鈍行電車に乗ってゆっくり各駅一つ一つを楽しむこともある。
駅名に名づけの由来を探したり、その土地の人の生活の流れだったりを楽しもうとする心のゆとりが素敵だと思う。

もちろん自由な時間など作らない限り生まれることはなく、何もない時間というのは本来ないはずだよね。

私のように夕食後の居眠りを最高の至福の時とするのだって、その前後の行動を考えたら、結局のところ時間を操っているのだと思うしね。

今日できなければ明日に、明日できなければ明後日にと…したいこと、やりたいことに対して目標を持てば、自然とどこかで帳尻をあわせようとしているのだろうと思う。

余談ですが…(先に余談だと思うなら、あえて横道に反れるな!と先生に言われそうだけど…)

私はどうもお腹がいっぱいになると眠くなってしまって、その癖は赤ちゃんの時から一向に改善されていない。
だからお昼ご飯は、外仕事(運転)の殆どを片付けてから取るようにしてる。

食べて寝ると牛になる(豚になる!!!)と先生に言われても、これだけは絶対に譲れない私の生き甲斐です。
えへへ!ホントの余談だよね、ごめんなさい(笑)

では再びコースに戻りますが…、

「動」と「静」を持って生きるのは簡単そうで難しいかもしれないけれど、でもね、根を詰めて時間を惜しみなく使おうとすると、何かに追われているような気がして窮屈になるから自由でなくなる。

でも「どこでもドア」と「竹コプター」の両方を持てることによって、人生がより豊かなものになるような気がするんだよ。
じゃあ~ね、2つ手に入れようっと(^_-)-☆
美月

追伸…ドラえもんからあと一つ道具を貰えるとしたら、スモールライトを貰うつもりでいるよ。
もし?くれなかったら、のび太を騙して奪ってやるっ(笑)

だって先生を小さくできたら、いつもポッケに入れておけるでしょっ!
もちろん肉棒が欲しくなれば、手動で大きくしちゃうけどねっ(^_-)-☆

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今年の夏で49歳になります。
月日の経つのは早いもので、不倫愛歴七年目を迎えました。この出会いに感謝して、灰になるまで恋を…と願っています。

幼い頃から月に心惹かれ、今では月が心を映す鏡となっています。こんな月マニアの私の為に、愛する人が「美月」と名づけてくれました。いつまでも大切に使っていきたいと思います。

ようこそ…
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