2009-09-13
帰るコール・・・(美 月)
母は私が観た最初の女性であり・・・母は永遠のライバルなのかもしれません(^^♪
商売をしていたこともあってか?母は毎日、化粧をしていました。 薄化粧ではありますが、リキッドのアイラインを引く時の母は女としての艶に満ちていて、私はその時ばかりは声をかけることも出来なかったくらいです。
色白の肌に黒髪、ふっくらとした頬に赤い口紅・・・。母を失ってからも私は母を見ることが出来ます。
娘が生まれた時に両親から貰った雛段を飾る時、お内裏様の隣で幸せそうな顔をしたお雛様を観ると、なぜか?母を思い出します。
人は何か物を選ぶときに自分に似ているものに惹かれるのか?お雛様も皆、顔が違っていて、お客様のお宅でも何度かお雛様を見せていただいたことがあるけれど、みんなその家に合ったお雛様の顔に見えるから不思議です。
私は残念なことに子供の頃はちっとも母に似ていなかった。
父に似てエラが張っているし、目も凹んでる。 睫は母より長いけれど、母のような通る鼻筋はないし、それにね、一番、違ったのは・・・私はソバカスがあることが何よりのコンプレックスだった(笑)
昔、ソバカスロコタンというお人形があった。そしてキャンディーキャンディーのキャンディーもソバカスがあった。 世間はソバカスが可愛いと言う!だけど大嫌いなソバカスを褒められると逃げ出したくなった(笑)
だけどね、コンプレックスなんて自分が思うほど他人は意識していないのだけれど、私にとっては人生を悲観するほど重大な問題だった(^^ゞ
一年に何度も無い休みの日でも母は化粧をしていた。 母は銭湯に行っても顔は洗わず、薄化粧をほんのり残したまま帰る人で、誰に見せることがなくても常に綺麗でいたいと思っていたんだよね。
それは生まれ持った美意識であったかもしれないけれど、母は父に映る自分を意識していたことをずっと後から知った。 母が入院中に、父と私とで連絡をしないまま見舞いに行ったことがある。その時、「こんな顔をパパに観られるのが恥ずかしい・・・」と母が拗ねたことがあった。平日、父と二人で時間の都合を合わせて母を喜ばせてあげようとしたのに・・・二人ともがっかり(^_^;)
別にね、父にとって母が美しくあろうがなかろうが、そんなことは関係なかったのだけれど、母にとっての父は、夫としての存在ではなく、何年経っても男だったのだろうと思った。
看護婦さんに聞いたら、母は父が来る日は朝から忙しかったらしい。 病院で髪をカールすることは出来ないから前髪だけをピンカールして白粉を塗り口紅を引く。
母は妻として父に逢いたかったのではなく、女として父の傍にいたのだろうと思うし、入院中、父に逢いたいと言い続けたけれど、「家に帰りたい」とはさほど言わなかった母の心が今なら少しわかるような気がする。
母の時間が止まってから幾度も季節は巡り、私は母の生きてきた時の流れに寄り添いながら今を生きているような気がします。 そう思えるようになったのも先生に出会い、そして女として愛する人のいる幸せを知ることが出来たからだと思っています。
だけどね、女を美しくしたいのなら・・・男もいつまで経っても男であるべきなのかもしれないね(^_-)-☆
そして、人と同じ年令にならなくてはわかり知れない心情があることを知りました。
特に女は体調の変化に伴う情緒であったり、それぞれの家族の年齢に合わせた行動パターンに対応しきる生活を虐げられるのですから、心の小さな歪みが与える精神的ダメージは、男性以上かもしれません。
もちろん男性も社会という乾いた砂漠を黙々と歩んでいくのだから、時に孤独感に襲われて男の威厳を求めて別の世界を彷徨うこともあると思います。
夫婦という舟を持ちながら孤独の川を漂ううちに、いつしか舟は2漕に分かれて流れていく。
静かに遠ざかって行く舟にどちらかが飛び移って行かないのは、岸を離れた時点から目指す海が違っていたことをそこで初めて知るからかな?
結婚という漠然とした幸福神話…「愛一限り」と自信を持って言えないことを悲しむよりも辛いことなどないはずなのに、今日もどこかで沢山のピエロが我を忘れて踊ってる。 だけど誰も笑わない幸せ芝居…ピエロを見ても笑えないのは、ピエロが鏡に映った自分だと知るのが怖いからかもしれないね。
私は仕事で新築の家に出向くことも多く、真新しい家の中で幸せそうな家族の笑顔を目の当たりにすると、この幸せがずっと続けくようにと願ってしまう。
家を買うことを目標に家族が一丸となって協力してきた家族に崩壊が少ないけれど、金銭的な背景や老後までの生活設計として家を買わざる負えない状況に至って家を購入した家族にとっては、家が人を食らってしまう。
人が物に振り回されるなんてね・・・愚かなことだと思うよ。 だから私はまだ家を買いたい気持ちにならないのかなぁ・・・(笑) まあね、父の持論でもあるけれど、家はお金を生まないから商売人は家に金を賭けるくらいなら商売に金を賭けろ!と言い続け、今も借家暮らしをしているくらいの人です。
それにね、最近思うのだけれど、全てが条件通りに行かなくても多少の妥協があれば家を建てるのはそうそう難しいことではないけれど、心の居場所としての家作りは、お金を稼ぐ以上に大変なことだと思う。
先生はいつも「帰るよ」と仕事が終ると帰るコールをしてくれます。
「帰る」がカエルの絵文字になったりするお茶目な日もあります。
実はね、絵文字のカエルは先生です。先生はカエルに似ていて、情事の後、ベッドでだらんと伸びきった手足も、きょとんと私を見る表情もどこかカエルに似て見えて可愛いっ\(^o^)/
私はね…本物カエルは壊してしまいそうで怖くて触れないけれど、ずっと昔からカエルグッツが好きでカエルの全身で出来たリュクサックを見つけた日には、あまりの可愛さに抱っこして一緒に眠ってしまうほどでした。 まあね、昔から変な生き物に惹かれてしまう習性があるのかもしれません(笑)
特に喧嘩の後などは、久しぶりに貰う先生からの帰るコールが嬉しくて、本当はもっと話したいことがあるのに、のんべんだら?りとした取り留めのないメールになってしまう時もあります。
先生と離れて暮らしているのを淋しいと思う。
だって先生は誰よりも怒ったりおどけたりと忙しい人だから、いつも一緒にいたら楽しいでしょっ・・・たったそれだけのことだけどね(笑) もちろんそれは叶わぬ願いだけど・・・でもね先生に「帰るよ」って言われると、先生が私のところに帰って来てくれるような気がしてしまって「気をつけて帰って来てね!」と言ってしまう私です(^_-)-☆
そんな思いで書いた記事が「熱海の夜」でした。
無事に帰って来て欲しい・・・お互いに別の家庭を持ちながらも先生が自宅に帰ることに切なさを感じることなく先生の帰りを待てるのは、頂いたコメントの中にもありましたが(電話が二人の逢瀬の時間)、私には先生と交わす毎晩のメールの一通ずつに心の棲家があるのかもしれません。
美 月
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最後まで読んでくれてありがとうございます。
いつもそっと押してくださる方々の拍手の数が↓支えとなり、
文字を綴る心の調べとなっています・・・ありがとう(#^.^#)
商売をしていたこともあってか?母は毎日、化粧をしていました。 薄化粧ではありますが、リキッドのアイラインを引く時の母は女としての艶に満ちていて、私はその時ばかりは声をかけることも出来なかったくらいです。
色白の肌に黒髪、ふっくらとした頬に赤い口紅・・・。母を失ってからも私は母を見ることが出来ます。
娘が生まれた時に両親から貰った雛段を飾る時、お内裏様の隣で幸せそうな顔をしたお雛様を観ると、なぜか?母を思い出します。
人は何か物を選ぶときに自分に似ているものに惹かれるのか?お雛様も皆、顔が違っていて、お客様のお宅でも何度かお雛様を見せていただいたことがあるけれど、みんなその家に合ったお雛様の顔に見えるから不思議です。
私は残念なことに子供の頃はちっとも母に似ていなかった。
父に似てエラが張っているし、目も凹んでる。 睫は母より長いけれど、母のような通る鼻筋はないし、それにね、一番、違ったのは・・・私はソバカスがあることが何よりのコンプレックスだった(笑)
昔、ソバカスロコタンというお人形があった。そしてキャンディーキャンディーのキャンディーもソバカスがあった。 世間はソバカスが可愛いと言う!だけど大嫌いなソバカスを褒められると逃げ出したくなった(笑)
だけどね、コンプレックスなんて自分が思うほど他人は意識していないのだけれど、私にとっては人生を悲観するほど重大な問題だった(^^ゞ
一年に何度も無い休みの日でも母は化粧をしていた。 母は銭湯に行っても顔は洗わず、薄化粧をほんのり残したまま帰る人で、誰に見せることがなくても常に綺麗でいたいと思っていたんだよね。
それは生まれ持った美意識であったかもしれないけれど、母は父に映る自分を意識していたことをずっと後から知った。 母が入院中に、父と私とで連絡をしないまま見舞いに行ったことがある。その時、「こんな顔をパパに観られるのが恥ずかしい・・・」と母が拗ねたことがあった。平日、父と二人で時間の都合を合わせて母を喜ばせてあげようとしたのに・・・二人ともがっかり(^_^;)
別にね、父にとって母が美しくあろうがなかろうが、そんなことは関係なかったのだけれど、母にとっての父は、夫としての存在ではなく、何年経っても男だったのだろうと思った。
看護婦さんに聞いたら、母は父が来る日は朝から忙しかったらしい。 病院で髪をカールすることは出来ないから前髪だけをピンカールして白粉を塗り口紅を引く。
母は妻として父に逢いたかったのではなく、女として父の傍にいたのだろうと思うし、入院中、父に逢いたいと言い続けたけれど、「家に帰りたい」とはさほど言わなかった母の心が今なら少しわかるような気がする。
母の時間が止まってから幾度も季節は巡り、私は母の生きてきた時の流れに寄り添いながら今を生きているような気がします。 そう思えるようになったのも先生に出会い、そして女として愛する人のいる幸せを知ることが出来たからだと思っています。
だけどね、女を美しくしたいのなら・・・男もいつまで経っても男であるべきなのかもしれないね(^_-)-☆
そして、人と同じ年令にならなくてはわかり知れない心情があることを知りました。
特に女は体調の変化に伴う情緒であったり、それぞれの家族の年齢に合わせた行動パターンに対応しきる生活を虐げられるのですから、心の小さな歪みが与える精神的ダメージは、男性以上かもしれません。
もちろん男性も社会という乾いた砂漠を黙々と歩んでいくのだから、時に孤独感に襲われて男の威厳を求めて別の世界を彷徨うこともあると思います。
夫婦という舟を持ちながら孤独の川を漂ううちに、いつしか舟は2漕に分かれて流れていく。
静かに遠ざかって行く舟にどちらかが飛び移って行かないのは、岸を離れた時点から目指す海が違っていたことをそこで初めて知るからかな?
結婚という漠然とした幸福神話…「愛一限り」と自信を持って言えないことを悲しむよりも辛いことなどないはずなのに、今日もどこかで沢山のピエロが我を忘れて踊ってる。 だけど誰も笑わない幸せ芝居…ピエロを見ても笑えないのは、ピエロが鏡に映った自分だと知るのが怖いからかもしれないね。
私は仕事で新築の家に出向くことも多く、真新しい家の中で幸せそうな家族の笑顔を目の当たりにすると、この幸せがずっと続けくようにと願ってしまう。
家を買うことを目標に家族が一丸となって協力してきた家族に崩壊が少ないけれど、金銭的な背景や老後までの生活設計として家を買わざる負えない状況に至って家を購入した家族にとっては、家が人を食らってしまう。
人が物に振り回されるなんてね・・・愚かなことだと思うよ。 だから私はまだ家を買いたい気持ちにならないのかなぁ・・・(笑) まあね、父の持論でもあるけれど、家はお金を生まないから商売人は家に金を賭けるくらいなら商売に金を賭けろ!と言い続け、今も借家暮らしをしているくらいの人です。
それにね、最近思うのだけれど、全てが条件通りに行かなくても多少の妥協があれば家を建てるのはそうそう難しいことではないけれど、心の居場所としての家作りは、お金を稼ぐ以上に大変なことだと思う。
先生はいつも「帰るよ」と仕事が終ると帰るコールをしてくれます。
「帰る」がカエルの絵文字になったりするお茶目な日もあります。
実はね、絵文字のカエルは先生です。先生はカエルに似ていて、情事の後、ベッドでだらんと伸びきった手足も、きょとんと私を見る表情もどこかカエルに似て見えて可愛いっ\(^o^)/
私はね…本物カエルは壊してしまいそうで怖くて触れないけれど、ずっと昔からカエルグッツが好きでカエルの全身で出来たリュクサックを見つけた日には、あまりの可愛さに抱っこして一緒に眠ってしまうほどでした。 まあね、昔から変な生き物に惹かれてしまう習性があるのかもしれません(笑)
特に喧嘩の後などは、久しぶりに貰う先生からの帰るコールが嬉しくて、本当はもっと話したいことがあるのに、のんべんだら?りとした取り留めのないメールになってしまう時もあります。
先生と離れて暮らしているのを淋しいと思う。
だって先生は誰よりも怒ったりおどけたりと忙しい人だから、いつも一緒にいたら楽しいでしょっ・・・たったそれだけのことだけどね(笑) もちろんそれは叶わぬ願いだけど・・・でもね先生に「帰るよ」って言われると、先生が私のところに帰って来てくれるような気がしてしまって「気をつけて帰って来てね!」と言ってしまう私です(^_-)-☆
そんな思いで書いた記事が「熱海の夜」でした。
無事に帰って来て欲しい・・・お互いに別の家庭を持ちながらも先生が自宅に帰ることに切なさを感じることなく先生の帰りを待てるのは、頂いたコメントの中にもありましたが(電話が二人の逢瀬の時間)、私には先生と交わす毎晩のメールの一通ずつに心の棲家があるのかもしれません。
美 月
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