明日、ううん、もう今日になるけど、先生は術後一年目の検診に行く。
なるべく心配をかけたくなかったので、検診の話は控えていた。 私はすぐに大騒ぎをしてしまう。 先生のことになると尚更のこと、小さな想像が大きな妄想へと変わり、いても立ってもいられないほど過剰に反応してしまう。 昨夜も飲み会帰りの先生が、終電間際で寝過ごさないか心配で13回も連続で電話をかけてしまった。 ううん、違う。 途中から先生が消えてしまうような恐怖に耐えきれず、狂ったようにリダイヤルしていた。 もちろん先生は大人だから普通に無事だったけれど、今朝、冷静になると大袈裟に騒いでいたことが恥ずかしい。 それでも夜の闇は人の心を揺さぶる。 不安を解消する為の検診でもあるけれど、いざ明日となると眠れない。 起きていたって何かが変わるわけではないけれど、術後から今に至るまでの先生から送られたメールを読み返してみれば、楽しかった思い出が紙芝居のように一枚一枚台詞付きで捲られて行くんだよね。 添付メールを開けば、笑っている先生がいる。 おどけてる日もあれば、澄ました顔で絵になる日もある。 どれも私の愛しい先生ばかり。 先生のことを心配し励ましながら、日々交互に交わす言葉をゆっくり紐解けば、実は私が励まされていることを知る。 いつも私が不安がると、先生が勇気づけてくれたし笑わせてくれた。 立場的に考えると逆かもしれないけれど、これからも変わらないよね。 多少ズレていても二人のスタイルだからいいよね。 先生、明日の夜は大好物のながらみをつまみに、美味しくお酒が飲めるといいね。 美月 |
2014-01-30 Thu 02:07
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